

もう○時間もゲームしてるのに、全然勉強してない…



また今日も宿題後回し?いい加減にして!
気づけば毎日、子どもを注意してばかり。
そんな日々に疲れてしまっている親御さんも多いのではないでしょうか。
本当は叱りたくない。
勉強もしてほしいけど、“ゲーム=悪”とも思いたくない。
でも、子どもは一向に変わらない…。
実は、こうした悩みは多くのご家庭で共通しています。
特に中学生になると、ゲームの内容も本格的になり、友達とのオンラインプレイなど「コミュニケーションの一部」として機能している側面もあるため、完全にやめさせることは現実的ではありません。
この記事では、
- なぜ中学生が「ゲームばかり」になるのか
- やってはいけないNG対応
- 勉強のやる気を引き出すための正しい接し方・声かけ
を具体的に紹介していきます。
「またゲームしてる…」とイライラする前に、“どう関わるか”を見直すことで、親子関係も勉強への意識も変えられます。
ぜひ、今日から実践できるヒントを見つけてください。
「ゲームばかりで勉強しない」中学生によくある3つの心理
「勉強しなさい」と言われても動かない。
「やる」と言ったのに、気づいたらまたゲーム。
それは単に“怠けている”のではなく、中学生特有の心理が影響している場合が多いのです。
ここでは、親が知っておくべき3つのよくある心の背景を紹介します。
① 勉強よりも“達成感”がすぐに得られるから
ゲームはプレイすればするほど「勝てた!」「レベルが上がった!」などのわかりやすい達成感が得られます。
一方で、勉強は「やったのにできない」「成果が見えない」と感じやすく、すぐに報われないもの。
そのため、特に自己肯定感が下がっている子ほど、努力の報酬が早く返ってくる“ゲーム”に流れやすくなる傾向があります。
さらに、ゲームは“自分の努力がすぐに形になる”ため、脳にとって快感を感じやすい仕組みになっています。
特に思春期の脳は報酬に敏感なので、「勉強で得られる満足感」より「ゲームの即効性のある達成感」を選んでしまうのは、ある意味当然のことです。
② 勉強に対して“無力感”や“苦手意識”がある
- 「どうせ自分は勉強できない」
- 「頑張っても意味がない」
- 「テストが嫌い」「先生の授業がわからない」
このような気持ちを心の奥に抱えていると、勉強から目を背けたくなるのは自然なことです。
ゲームは唯一“自分がうまくできる場所”になっていることもあり、つい逃げ場として使ってしまうのです。
また、成績が下がっていたり、テストで失敗を繰り返している子は、「どうせ自分はやっても無理」「やらないほうが傷つかなくて済む」という“防衛的な回避”に走ることもあります。
これは決して怠けているのではなく、心が折れそうになっているサイン。
だからこそ、叱るよりも「一緒に少しずつやろう」「昨日より1問多くできたね」という励ましが必要なのです。
③ 親からの干渉や監視がストレスになっている
「勉強しなさい」「またゲーム?」と日常的に言われていると、
子どもは「どうせ何をしても怒られる」→「じゃあ好きなことをする」という心理に陥ります。
本当はやる気がゼロではないのに、親との関係性が悪化して「やる気が出せない状態」になっているケースも多く見られます。
加えて、特に中学生男子に多いのが「干渉されると逆に反発したくなる」パターン。
思春期の特徴でもあり、“自分でコントロールしたい”という自立心の表れでもあります。
まとめ|ゲームに夢中なのは“サボってる”からじゃない
子どもがゲームばかりしている背景には、
- 小さな達成感の積み重ね
- 勉強への苦手意識
- 心の逃げ場としての役割
など、さまざまな心理的要因が絡んでいます。
「サボってる」「怠けてる」と決めつけるのではなく、まずはその背景を理解することが、親としての第一歩になります。
やってはいけないNG対応3選
ゲームに夢中な子どもを見て、「これじゃダメだ!」と焦ってしまうのは自然なこと。
でも、焦りからくる対応は、逆に親子関係を悪化させ、勉強への意欲をさらに下げてしまうこともあります。
ここでは、ついやってしまいがちなNG対応と、なぜ逆効果なのか・どう変えればよいのかを、より詳しく解説します。
① ゲームを一方的に取り上げる(=支配的な制限)
- 「もうこのコントローラーは没収!」
- 「しばらくSwitch禁止!」
このような一方的な取り上げ方は、子どもとの信頼関係を崩す原因になります。
親としては「ルールを守らなかったから当然」と思っていても、子どもは…
- 「奪われた」「自由を奪われた」と感じる
- 「もう親に相談したくない」と壁をつくる
- 「次からはバレないように隠れてやろう」と思う
など、表面的な“解決”ではなく“対立”の火種になることも。
- 「○時までに勉強を始めたら、1時間OK」など、“ごほうび的な使い方”に変える
- 最初から“ゼロ”にせず、少しずつルールを作っていく
- 親子で「ゲームとの付き合い方会議」を開いてみるのもおすすめ!
② 頻繁な「勉強しなさい」攻撃(=過干渉・詰問)
- 「何時になったらやるの?」
- 「また今日もワークやってないじゃん!」
こうした声かけは、“正論”であっても、感情を冷やす効果しかありません。
子どもは心の中でこう思っています:
- 「わかってるよ!言われなくても…」
- 「うるさいって思われるために毎日生きてるわけじゃない」
- 「言われるくらいならやらない方がマシ…」←これが一番危険
- 「今日はどこからやる予定?」「何か手伝えることある?」など、“見守るスタンス”に
- 「今週はワークどこまで進んでる?」と、週単位の声かけにすることで負担感が減る
- 言いたくなったら“紙に書く”という冷却テクニックもおすすめ
③ 兄弟や他の子と比較する(=自己肯定感を下げる)
- 「○○くんは毎日3時間勉強してるのに」
- 「お姉ちゃんのときは、もっと自分でやってた」
親は励ましのつもりでも、これは完全に逆効果。
中学生は自分を他人と比べられることにとても敏感です。
比較されることで…
- 「どうせ自分なんて」
- 「言われたってムリだよ」
- 「他の子ばっかり見てるんだ」
と、自己否定と反発心のループに入ってしまいます。
- 「前より○○できるようになったね」など、“本人の変化”に目を向ける
- 他人と比較する代わりに、「昨日の自分」と比べてみる提案を
- 「頑張ってるの見てるよ」という言葉を、何気なく日常に入れていく
ボリュームアップまとめ|“叱る”より“関わり方を変える”が近道
ゲームに熱中している子どもに対しては、
- 感情的に制限したり
- 言葉で追い詰めたり
- 他人と比べて劣等感を植えつけたり
こうした関わり方をしても、勉強のやる気は生まれません。
大切なのは、「どうしたら前向きに動けるようになるか」を一緒に考えるスタンス。
子どものやる気を引き出す「正しい向き合い方」とは?
「ゲームばかりで勉強しない」と悩んだとき、最も大切なのは、“やめさせる”ことより「勉強をやってみよう」と思わせる工夫です。
ここでは、無理なく取り入れられるやる気を引き出す関わり方・声かけのポイントを4つご紹介します。
① 時間ルールを「一緒に決める」
制限を一方的に与えるのではなく、「どうすればゲームと勉強を両立できるか」を、子どもと話し合って一緒に決めるのが理想的です。
ルールを作るときにおすすめなのは、「Yes/Noではなく選択肢で考えさせる」ことです。
例えば…
- 「平日は21時まで」「夕飯前に30分だけ」などの時間ルール
- 「このページが終わったら30分OK」など成果型のルール
- 週単位で“ゲーム・勉強・休憩”を一緒にカレンダー化する
② ゲームは「禁止」より「ごほうび」にする
完全に取り上げてしまうより、“うまく使う”意識に切り替えましょう。
ごほうびとして使う際のポイントは、「必ず成功体験を挟んでから与える」ことです。
- ×:「今日勉強してないけど静かだからOK」
- ○:「今日は30分頑張ったから、約束通りゲームしよう!」
- 「この範囲が終わったら15分ゲームOK」
- 「ワークを3日続けたら、週末は好きな時間にプレイ」
- 「テストが終わったら、特別に好きなゲーム時間を用意する」など
ゲームが“目的”ではなく、“目標達成の報酬”になることで、子どもは自然と「やろうかな」と思いやすくなります。
③ 勉強のハードルを下げて“成功体験”を積ませる
勉強に対する苦手意識がある子ほど、最初の一歩が重くなりがち。
そこで大切なのは、「できるかも」と思える小さなハードルからスタートさせることです。
ポイントは「本人の“できた”感覚」を意識してあげること。
- 「この5問だけでOK!」
- 「15分だけタイマーつけて一緒にやってみよう」
- 「今日は“ノートを開く”だけでもOK」にしてみる
④ 勉強以外の会話や“安心できる関係づくり”を忘れない
ゲームと勉強は表面的な行動。
その背景には、“親と安心して話せる関係”があるかどうかが大きく関わっています。
“勉強の話しかされない親”になってしまうと、子どもは自然と“関わりそのもの”を避けるようになります。
- 一緒に笑える話題がある
- 勉強以外の相談ができる
- ミスしても怒られず、気持ちを聞いてもらえる
このような環境があることで、子どもは「がんばってみようかな」と思えるようになります。
まとめ|“勉強させる”より“勉強してみようと思える空気づくり”を
やる気は「言われたから」ではなく、「自分の意思で動きたくなったとき」に芽生えます。
親ができるのは、そのきっかけや環境を整えること。
- 自分で決めるルール
- 成果に応じたごほうび
- 小さな成功体験
- 安心して話せる親子関係
これらを丁寧に積み重ねることで、ゲームと上手に付き合いながら、勉強にも前向きになれる中学生に育っていきます。
まとめ|“ゲーム=悪”と決めつけず、関わり方を変えるだけで変化は生まれる
「ゲームばかりで勉強しない…」
多くの親が抱えるこの悩みは、子どもの意欲や自己肯定感、家庭内の関係性とも深く関わっています。
本記事で紹介したポイントをおさらい
- よくある中学生の心理
-
- 勉強より達成感が得られるゲームに惹かれる
- 勉強への苦手意識・無力感がある
- 親からの干渉で反発心が生まれている
- やってはいけないNG対応
-
- ゲームの一方的な没収
- 頻繁な「勉強しなさい」攻撃
- 他人との比較で自信をなくさせる
- 正しい向き合い方
-
- ルールを子どもと一緒に決める
- ゲームを“ごほうび”として活用する
- 小さな成功体験を積ませる工夫
- 勉強以外の会話で信頼関係を築く
勉強に向かわせるには、“させる”ではなく“したくなる空気づくり”がカギです。
親ができることは、「今すぐやらせること」ではなく、「自分でやろうと思える環境を整えること」。
ゲームと上手に付き合いながら、勉強にも少しずつ前向きになれるよう、子どもの気持ちに寄り添った関わり方をしていきましょう。
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