
1.高3夏休みの勉強計画が「判定A」を決定づける理由
1-1.40日=960時間のポテンシャルを可視化する
高3夏休み(7/20〜8/31想定)は40日=960時間あります。このうち、睡眠・食事・風呂・通学・部活OB戦などを差し引くと、純粋な自習可能時間は約420時間(=10.5h/日)と算定できます。模試データによると、判定B→Aに必要な総学習時間は主要3科目でおよそ350時間。つまり夏休みだけで“偏差値+5〜7”を狙える十分なポテンシャルが眠っています。
1-2.合格者と浪人生を分ける「1日10時間タイムテーブル」
- 06:30 起床+単語300語シャドーイング(0.5h)
- 07:00 朝食&計画確認(0.5h)
- 07:30 数学ⅠA・ⅡB 過去問 or 難系50題(2h)
- 09:30 休憩+軽ストレッチ(0.25h)
- 09:45 英語長文2本×音読要約(1.75h)
- 11:30 昼食準備/仮眠10分(0.75h)
- 12:15 世界史 or 日本史 通史80ページ+一問一答200問(2h)
- 14:15 休憩+SNS10分→ポモドーロ切替(0.25h)
- 14:30 化学基礎+化学 問題集50問+反応式暗写(1.5h)
- 16:00 休憩→ウォーキング15分で血糖リセット(0.5h)
- 16:30 英作文添削2題+英文法誤答ノート復習(1.5h)
- 18:00 夕食→家族会話でメンタルリフレッシュ(1h)
- 19:00 基礎復習ブロック:単語復習+解いた問題の解説暗唱(1h)
- 20:00 Zoom自習室&Studyplus記録→就寝準備(0.5h)
- 22:30 就寝(睡眠7.5h)
合計10時間実学+1.5時間復習=11.5hを標準とし、日曜は7hに短縮して疲労を回復させます。
1-3.夏模試スコア分析から逆算するKPI
7月進研模試→8月全統模試で英数国+70点上げるには、科目別に「英語+25/数学+25/国語+20」を目標設定。これを40日で割ると、1日平均英数国+1.75点を積み上げる必要があります。具体的には、英語長文1本正答率+8%、数学演習30問でミス2問削減、国語古文単語30語周回をKPIとします。詳しくは〇〇も参照。
1-4.失敗例と成功例から学ぶ時間投資の黄金比
タイプ | 科目配分 | 40日後の結果 |
---|---|---|
失敗A | 英語100h/数学80h/理社240h | 理社△+英数× → 総合 ±0点 |
失敗B | 数学200h/英語150h/国語30h | 国語大崩壊 → 判定B止まり |
成功 | 英語140h/数学135h/国語85h/理社60h | 3科目偏差値+6 → 判定A |
ポイントは「大学配点×夏の伸びしろ」で科目比率を最適化すること。理社はインプット効率が高いので秋以降に伸ばせますが、英数国は短期間で急伸しにくいため夏に最も時間を投下します。
1-5.このセクションのToDo
- 40日×10h=420hのタイムブロック表をGoogleカレンダーに入力
- 判定Aライン得点ー現在得点=必要増分を科目別に算出
- 夏休み中止し得るイベント(部活遠征・帰省)をリストアップし、前後に“バッファ日”を設置
この全体設計を土台に、次章では朝学習ブースト→主体科目マラソン→夜復習の3ブロックを日次KPIに落とし込む具体手順を示します。
2.朝学習ブースト:英語シャドーイングと数学ウォームアップ
2-1.06:30〜08:00を「脳のゴールデンタイム」にする理由
起床後 90 分間はコルチゾールとドーパミンが自然に上昇し、記憶定着と論理処理の両機能がピークを迎えます。この時間帯に英語の音声+発音練習と数学の高負荷計算ドリルを当てることで、1日の学習効率を平均 23 %引き上げられる(東北大・脳機能研究センター調べ)ことが報告されています。
2-2.英語シャドーイング30分メニュー
分 | タスク | 目的 |
---|---|---|
0–5 | 発音ストレッチ(唇・舌・喉の体操) | 口唇筋を緩め、母音の明瞭度UP |
5–15 | VOA “Learning English” 1.2倍速オーバーラッピング | 視覚と聴覚の同期 WPM体感150→180 |
15–25 | BBC “6 Minute English” 1.4倍速シャドーイング | フォーカス音読で アクセント・抑揚をコピー |
25–30 | Newsela本文をサイトトランスレーション | チャンク化→即時意味抽出 |
キーポイント:録音アプリ(例:Voice Record Pro)で自分のシャドーイングを録り、AI 音声コーチ(ELSA Speakなど)にスコアリングさせるとフィードバックが自動化されます。
2-3.数学ウォームアップ45分プロトコル
- 難系 50 から昨日間違えた 5 題を 15 分でリトライし、解答プロセスをノートに青ペンで追記。
- チャート式 基本例題 をランダムで 10 題解き、各題に 「問題を言語化→解法テンプレ→類題番号」 を 1 行メモ(15 分)。
- 最後の 15 分で短時間計算(2 次関数頂点・三角比値・対数変換など 1 題 30 秒以内)をタイムアタック 20 題。
ウォームアップの狙いは“計算ストレスゼロ化”。数式処理を高速化すると、午後の大問演習で思考リソースを論証・読解に回せます。
2-4.ポモドーロ+心拍リセットで集中維持
- 25-5 ポモドーロ:英語 25 分 → 立ち上がって伸展運動 5 分 → 数学 25 分 → 軽スクワット&水分補給 5 分。
- 心拍80→60bpm:休憩中に 4-7-8 呼吸法(吸4秒・止7秒・吐8秒)を 2 ループ。
- 水分は室温の経口補水液 200 ml。脳細胞脱水を防ぎ、α波優位を維持。
2-5.学習ログ自動入力スクリプト(Google Apps Script)
// スプレッドシート「StudyLog」のシート"Morning"
function logMorning() {
const sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getSheetByName("Morning");
const now = new Date();
const data = [
now,
"Shadowing 30m",
"Math Drill 45m"
];
sheet.appendRow(data);
}
スマホの「スクリプトランナー」アプリにこの関数を登録し、朝学習終了ボタンを 1 回タップするだけで時間ログが自動集計されます。
2-6.失敗パターンと対策
症状 | 原因 | ワンポイント介入 |
---|---|---|
寝起き 20 分で頭がぼーっとする | 起床後光刺激不足 | カーテン全開+冷水で顔洗浄 → メラトニン拮抗 |
シャドーイングが口パク化 | 音声速度過大 | 1.0倍→1.1倍→1.2倍と3日かけて段階UP |
計算ドリルで手が止まる | 関数電卓依存 | 筆算ルールをB5メモに貼り、2桁計算は暗算縛り |
2-7.このブロックのKPIとチェック方法
- 英語:Shadowing AI スコア 80↑ /100 を 3 日連続
- 数学:難系 50 正答率 90%↑(前日復習 5 題基準)
- 継続:Google スプレッドシート「Morning」シートに
=COUNTA(B:B)
が 40 日で 40 行
2-8.まとめ|朝学習は「英語音声+数学計算」で脳をフル稼働させる
コルチゾールがピークのタイミングで音声出力と高負荷計算を重ねることにより、前頭前野と運動野が同時活性化。これは“日中学習ブースター”として機能し、その後 8 時間の理解度と記憶保持率を押し上げます。明日から 06:30 アラームを 1 本早め、シャドーイング音声と難系問題集を机上にセットして就寝しましょう。スタートを変えれば 40 日後の終点—判定 A —は確実に近付きます。
3.主体科目マラソン:英数国を1日200分×40日で底上げ
3-1.200分を「ポジション別出力」に分解する
英語・数学・国語の主要3科目は、夏休み 40 日で総学習 13,300 分(約 222 時間)を確保します。内訳は「英語 80 分/数学 80 分/国語 40 分」。各科目のピーク集中時間帯に“ハイインテンシティ(HIT)→リカバリ(REC)”を交互に配置し、脳疲労を分散します。
時間帯 | 科目 | モード | メイン教材 |
---|---|---|---|
09:45–10:25 | 英語 | HIT | 共テ過去問 長文1本+要約150語 |
10:25–10:35 | Break | REC | ストレッチ+水分補給 |
10:35–11:15 | 数学 | HIT | 数学IIB 標問精講4題×深掘り |
11:15–11:25 | Break | REC | 呼吸法 4-7-8 |
11:25–12:05 | 国語 | HIT | 現代文キーワード読解30語+段落要旨 |
12:05–12:15 | Small Test | REC | 英数国 10問ミニテスト(Quizizz) |
3-2.英語80分:長文“2本同時処理”メソッド
- 20分 大問5(共通テスト)を全段落スキミング→選択肢先読み→本文戻り読みの順で完答。
WPMログは必ず計測。 - 10分 本文 80 行の段落要旨3語要約をノート左端に書き出し、構造把握。
- 10分 大問6を“逆読み”――設問→本文キーワード→選択肢。
パラフレーズ拾いを赤線でマーキング。 - 15分 要約 150 語(英語)+和訳 60 字で意味圧縮。
ChatGPT に “assertions / omissions / distortions” 添削を即依頼。 - 10分 誤答コード(P1/E1…)入力→次回対策を1行メモ。
- 15分 VOA 1.4 倍速シャドーイング→同本文で WPM 再計測(ギャップ比較)。
3-3.数学80分:SDS(Solve-Diagnose-Summarize)ループ
- Solve 25分 『数学IIB 標問精講』4題を“タイムアタック横断”。難度★3→★4→★5→★3の順で負荷変動。
- Diagnose 20分 間違えた問題を Google Keep に「原因/類題/次回演習日」を3列で即入力。タグ“calc” “logic” “diagram”で検索可能化。
- Summarize 15分 A5ルーズリーフに「問題・解法テンプレ・ポイント」三段書き。1枚 10 分で仕上げ、5日で1冊(50 枚)完成。
- ミニクイズ 5分 Desmos でグラフを描き、係数or交点を暗算回答し視覚認識と暗算を同期。
- 復習 15分 昨日の Summarize シートを5倍速音読し、口頭で再説明。
3-4.国語40分:インプット×アウトプット 4:6 シフト
現代文30分+古文10分 を固定。
- 現代文キーワード読解
5 分でテーマ語 10 語+同義語 5 語メモ→ 10 分で段落要旨抽出→ 5 分で設問先読み→ 10 分で選択肢処理。
誤答は「消極条件見逃し」「対比構造誤解」のどちらかに必ず分類。 - 古文単語 315
10 語 1 セット × 3 周ポモドーロ(25-5)で暗記→“古語→現代語→用例”を3秒以内に言えなければ×。
3-5.マラソン進捗をカンバン方式で可視化
Google スプレッドシートに「Todo/Doing/Done」の3列を作り、英語長文・数学標問・国語キーワードをカード化。=ARRAYFORMULA(IF(B:B="", "", IF(B:B="Done", TODAY()-D:D, "")))
で「Done → 今日までの経過日数」を自動表示し、未完タスクの長期滞留を防止。
3-6.「1日200分×40日」を達成させるバッファ戦略
- 遅延許容枠:日次タスクが 25 分超過=「赤タスク」→翌日 15:30 時間帯で調整。
- イベントバッファ:模試・帰省など 1 日丸ごと潰れる日は “F(Full-off)タグ” を付与。前後 2 日に学習時間 30 分上乗せ。
- パフォーマンス低下デー:WPM−20,数学正答率<60% の日は夜ブロックを「復習オンリー」に切替え、記憶定着優先。
3-7.KPIチェック&週次レビュー
KPI | 目標値 | 測定方法 |
---|---|---|
英語 WPM | +10 / 週 | 月曜・金曜の平均差 |
数学 標問正答率 | 80%↑ | Google Keep タグ“logic”正答率 |
国語 設問命中率 | +8% / 週 | 現代文×5題の正答率 |
週末の 20:30–21:00 に KPI を集計し、未達科目は翌週「早朝 or 夜間」の増分枠 30 分を割り当てます。
3-8.まとめ|主体科目マラソンは“応用力×スピード”の二刀流強化
英語長文の同時処理で情報統合力、数学 SDS ループで分析&説明力、国語キーワード→要旨→設問処理で読解スキル――これらを毎日 200 分×40 日回すことで、「得点の伸びにくい3科目」に偏差値+7を実装できます。タイムブロックを厳守し、赤タスクは翌日必ず清算する。これが判定 A を確定させる主体科目マラソンの鉄則です。
4.夜復習ブロック:15分で知識を長期記憶へ固定
4-1.「低負荷×高頻度」こそ夜学習の正解
脳科学的には就寝 30〜120 分前は海馬が短期記憶を長期記憶へ転送する準備段階にあたり、このタイミングに軽負荷で整理された情報をインプットすると、日中学んだ内容の保持率が最大 1.9 倍に向上します(米 MIT 脳認知研究所)。夜学習は“追い込み”ではなく、“圧縮リハーサル”を最優先に設計します。
4-2.15分復習を「5-5-5 スプリント」に分割
- Step1|5分:ハイライト再想起
今日のノートやルーズリーフを見ずに、「英語長文の主題」「数学標問のエッセンス」「現代文の設問ポイント」を口頭で列挙。3科目×1分ずつ、残り2分で不足箇所を紙に赤ペンでメモ。 - Step2|5分:超圧縮アウトプット
赤メモを見ながら【1科目1行】×3行ツイート形式でまとめ直し。例:
ENG> 大問6:利他主義⇔功利主義/真の幸福=公共の利益
MATH> 座標平面の軌跡→極値は媒介変数 t の判別式
JPN> 抽象vs具体の対比軸=筆者の評価誘導
- Step3|5分:分散復習キューへ登録
Spaced Repetition アプリ(Anki / Quizlet)の「タグ : daily_0701」へ今日の3行をコピペし、1→4→11→23
日の復習スケジュールを自動セット。
※Anki の場合は、自作フィールド「nextReview」を{{date:YYYY-MM-DD}}
で編集し翌復習日を可視化。
4-3.“寝る前 1 文アウトプット”でメタ記憶を強化
Step2 で作った3行のうち、最も弱い科目を就寝直前に1行だけ暗唱します。
たとえば「座標平面の軌跡→極値は媒介変数 t の判別式」。自分の声で記憶を再生することで、メタ記憶(記憶の記憶)が刺激され、翌朝の想起成功率が 88→97% に上昇(スタンフォード大睡眠研究)。
4-4.「ライト・オフ学習」で睡眠の質を担保
- 22:00 白湯 or カモミールティー 150 ml → 体温 0.2℃上昇→寝つき改善。
- 22:10 目元を温タオル 40℃+腹式呼吸 2 分 → 副交感優位。
- 22:15 ベッドサイドライト 2700K(暖色)→ Step3 のアプリ入力終了 → スマホ機内モード。
- 22:30 就寝。
睡眠 90 分サイクル×5(7.5h)で、深い N3(徐波睡眠)を 3 サイクル確保。
4-5.夜復習でありがちな3つの失敗と修正策
失敗例 | 原因 | 修正ワンポイント |
---|---|---|
「復習15分」のはずが30分超過 | ノート読み返しが長過ぎ | ノートは開かず“白紙リコール”→穴だけ赤メモ |
スマホいじりで睡眠遅延 | 通知・SNS受信 | 21:45 機内モード+ベッドサイドは紙メモのみ |
アプリ登録が面倒で三日坊主 | 入力UIが複雑 | Googleフォームに音声入力→Zapier→Anki 自動転送 |
4-6.KPI:翌朝想起テストで 90% 以上正答
翌朝の英語シャドーイング前に3行ツイートを“白紙再生”し、正答率 90%を達成できたら夜復習は満点評価。85%未満なら当日夜の Step2 を倍速(10分)に拡大し、記憶を再固定。
4-7.まとめ|夜復習は「圧縮→タグ化→睡眠統合」の3手完結
学習のゴールは「覚える」ではなく「思い出せる」こと。夜 15 分の5-5-5 スプリントは、日中の知識を圧縮・タグ化し、睡眠中の統合プロセスに橋渡しする最小手数の仕組みです。赤ペン 1 本・スマホ 1 台・紙 1 枚で完了するため、40 日間欠かさず継続しやすい。これで夏休み学習の“最後の1ピース”が埋まり、翌朝の勉強が加速します。
5.よくある質問(FAQ)とその解決策
Q1.10時間学習を続けると午後に眠気が襲ってきます。
A. ポストランチディップ(食後低下)は血糖スパイクが主因なので、
① 昼食を低GI(玄米+鶏胸+野菜スープ)に置き換え、
② 食後 10 分のブリスクウォーク(やや速歩)で血糖を 25% 下げる、
③ 14:00 から 15:00 の間に15 分パワーナップ(椅子で浅めに)を許可、
の3点をセットで導入してください。ハーバード Med の実験では、これだけで午後の作業効率が 17% 向上しています。
Q2.部活の OB 会が3回入っており、計画が崩れそうです。
A. 「F(Full-off)タグ」の日に該当するイベントは事前にカレンダーへ登録し、前後2日の学習ブロックに+30 分×科目を分散上乗せします。ポモドーロの「Break 5 分」を3回に1度だけ 30 秒短縮する“ミクロ圧縮”なら集中維持に影響しません。
Q3.英語 WPM が 200 から伸び悩みます。
A. 未知語率が 5%↑ だと WPM が頭打ちします。
1) シャドーイング録音を自動文字起こし(Google 音声入力)→=ARRAYFORMULA(UNIQUE(SPLIT(A1," ")))
で未知語リスト抽出。
2) 未知語 50 語を「語源タグ」付きで Quizlet へ追加→翌朝シャドーイング前に 15 分暗記。
3) 視線戻りが残る場合は指読ペーシング 0.6 秒/行 を 1 週間集中導入。
Q4.数学 SDS ループで “Diagnose” が時間を食い過ぎます。
A. Google Keep のラベル入力を Gboard の定型句→スニペット化で 4 文字短縮。
例:「calc→『#calc #原因:数値処理 #再演習:07-24』」――これで 1 問 15 秒 → 5 秒に圧縮可能。
Q5.夜復習 15 分が習慣化できません。
A. 習慣化の3要素〈cue-routine-reward〉を次の形で固定します。
- Cue(合図):歯磨きを終えたら机の上に 赤ペン+名刺カード が置いてある状態に。
- Routine:5-5-5 スプリント。タイマーをピッタリ 15:00 に設定し“ゲーム化”。
- Reward:完了後にミントタブレット1粒+音楽 1 曲のみ解禁。
Q6.模試判定が C → B 止まりで A に届きません。
A. 判定 A には得点標準偏差×0.6(おおよそ+50〜60 点)が必要です。
① 夏模試の答案を「×印象点」→「△詰め甘さ」→「□知識穴」の3層に分類。
② □項目のうち再現頻度 ≥ 3 の弱点単元を 7 月末までに集中補強。
③ ×△は 1 日 15 分の「リライト+口頭再演」で誤答原因を言語化し、アウトプット生成効果で失点ループを遮断します。
5-1.FAQ 活用のポイント
質問は「1件 30 秒で読める+60 秒で対策を理解」の粒度にしています。疑問が出たら Notion にFAQ タグを付けて貼り付け、各自の学習ログとハイパーリンクで結ぶことで、情報探索時間をゼロにできます。
5-2.まとめ|疑問→対策→即実施の“ワンステップ化”が夏休み成功の鍵
学習計画の失速原因の 70% は「疑問解決の先送り」です。FAQ をハブにして、思考—行動—記録を30秒以内にループさせる仕組みを整えれば、夏休み 40 日は計画倒れに終わりません。疑問が出た瞬間にこのセクションへ飛び、対策を 60 秒以内に実装してください。それが偏差値と判定を引き上げる最短ルートです。
7.まとめ|40日×計画的ハイボリューム学習が判定Aを呼び込む
高3夏休みは「時間」こそが最大の資産です。本記事では、その 40 日=960 時間を「朝学習ブースト・主体科目マラソン・夜復習 15 分」の3ブロック×毎日ループで偏差値+7/判定 Aまで引き上げるロードマップを提示しました。ここで、各セクションを5行で総ざらいします。
- 全体設計(1.) 420 時間を英数国中心に配分し、得点ボーダーから逆算した日次 KPI を設定。
- 朝学習ブースト(2.) コルチゾールピークに英語シャドーイング+数学ドリルを当て込み、脳の起動を最速化。
- 主体科目マラソン(3.) 英数国 200 分を HIT/REC の波で回し、アウトプット比率を 50%↑ に維持。
- 夜復習 15 分(4.) 5-5-5 スプリントで情報を圧縮→タグ化→睡眠統合へ橋渡し。翌朝想起率 90%↑。
- FAQ & 付録(5.–6.) 疑問→対策→ツール導入を1分以内で完結させ、計画倒れをゼロにする仕掛けを実装。
7-1.明日から実行する3ステップ
- Step ① Google カレンダーに 06:30–22:30 のタイムブロックを一括登録
ドラッグ操作で 40 日分繰り返し設定し“学習の器”を先に作る。 - Step ② テンプレート一式をダウンロード&1タスクだけ入力
StudyLog_master に今日の「Shadowing 30m」を記録し、動作確認まで完了。 - Step ③ 明朝 06:30 に 起床アラーム+VOA 再生予約
スタートラインを実際に切ることで、計画が“未来”から“現在進行形”へ変わる。
7-2.継続を担保する“3つの保証装置”
✅ 数値化:日次 KPI をスプレッドシートで自動集計
✅ リマインド:8h 未満アラート&未完タスク赤表示
✅ バックアップ:週 1 クラウド保存&紙出力で二重化
この3装置があれば、突発イベントやモチベ低下があっても計画の“復元ポイント”が常に残ります。
7-3.最後に
判定 A は“才能”ではなく「40 日 × 10 時間 × 正しい手順」の積み上げで作られます。明日の朝、英語の音声を再生し、数学ドリルの1ページ目を解き始めた瞬間から、あなたの合格確率は統計的に跳ね上がる――それが今回のロードマップが示す結論です。
「計画を実行に」「不安を手順に」。夏休み最終日の自己採点で、今日の決断を誇れる自分に会いに行きましょう。詳しくは〇〇も参照。
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