高校生でも簡単にできる!将来の目標設定の5つのステップ
中学生の頃はあまり深く考える必要がなかった「将来の夢」や「目標」。
でも、高校生になり、大人に近づくにつれて将来のことを真剣に考え始める時期に差し掛かります。
しかし、いざ目標を設定しようとしても、「何から始めればいいのかわからない…」と迷うことも多いでしょう。
そこで今回は、将来の夢や目標を見つけ、しっかりと達成できるようになるための 5つのステップ を詳しく解説します!
STEP 1:自分のなりたい姿を描く
目標設定の第一歩は、自分が「なりたい姿」をイメージすることから始めます。
以下の質問に答えながら、自分の未来像を膨らませてみましょう。
- 10年後・20年後の自分はどんな姿でいたいか?
- どんな仕事につきたいか?
- どんな生活を送っていたいか?
- 将来どんな願いを叶えたいのか?
ここでのポイントは「現実を見ない」ということです。
短期的な目標は実現可能性も重要になりますが、10年もあればどんな人にだってなれます。
高校生はそんな可能性を秘めているので、どんなに夢が大きくても大丈夫です。
なので叶う・叶わない関係なく、本当に自分がなりたい姿・叶えたい欲望を最優先して目標を立ててみましょう!
例えば…
- 医者になって親の病気を治す!
- 世界一のボディービルダーになる!
- 日本一の富豪になる!
STEP 2:SMARTな目標を設定する
「なりたい姿」はまだすごく抽象度が高いです。
例えば、以下のような疑問が出てくることでしょう。
- 医者になって親の病気を治したい
-
- いつまでに治す必要があるの?
- どんな病気を治したいの?
- その病気を治すためには、何のスキルが必要なの?
- 日本一の富豪になりたい
-
- どのくらいお金を稼ぐの?
- お金を稼ぐ方法は?
- その目標はいつまでに実現したいの?
なので、ここからは「なりたい姿」を具体的な目標に落とし込みます。
より具体化していくために、「SMART」という目標設定の法則を使っていきましょう。
S:specific(具体的)
曖昧な目標ではなく、具体的な目標にする。
例えば…
- 次回の英語テストで90点以上とる。
- 文化祭でクラス企画の発表を行い、全クラスの中で1番の賞をもらう。
- 週3回、30分以上運動する。
- 3ヶ月後に開催される新人戦でレギュラーとして出場する。
このような形で、まずは具体化しましょう。
M:measurable(測定可能)
目標の達成度を数値や指標で測れるようにします。
例えば…
- (英語のテストで90点以上)テストの点数で達成度を確認する
- (文化祭で全校1位になる)学校の賞で達成度を確認する
- (週3回、30分以上運動)運動時間と運動内容を記録することで達成度を測定する
- 練習試合での活躍度や監督からの評価でレギュラー候補入りを確認する
ここでは先ほど「数字」で立てた目標が具体的かどうかを探るパートです。
達成度が確認できなそうな目標は、また「S:specific(具体的)」に戻って立て直しましょう。
A:achievable(達成可能)
自分の状況や能力に応じて、無理なく達成できる目標を立てましょう。
例えば…
- 毎週3時間の英語学習時間を確保し、苦手分野を集中的に克服することで達成可能
- 企画内容を練り上げて、わかりやすく魅力的な発表練習を重ねることで達成可能
- 学校帰りに友達とジョギングしたり、休日にスポーツジムに通ったりすることで達成可能
- 毎日2時間の自主練習を行い、チームメイトとの連携を深めることで達成可能
ここでは「どのように目標を達成するのか」というプロセスや方法を具体的に考えるものです。
何をすれば自分の立てた目標が達成できそうか考えてみましょう。
R:relevant(関連性がある)
長期的な「なりたい姿」に繋がる目標にすることが大切です。
例えば…
- 英語のテストの点数を上げることは、将来なりたい海外のツアーガイドという夢に繋がる
- 文化祭での発表成功は、プレゼンテーション能力やチームワーク向上の機会となる
- 運動不足の解消は、体調管理や集中力向上に繋がる
- レギュラーになれば、全国大会出場という目標に近づく
自分のなりたい姿は長期的な目標だったけど、今考えた「SMARTの法則」は長期的な目標を、身近で達成しやすい短期的な目標に変えている段階だね!
だからこそ、今考えた短期的な目標がしっかりと「自分のなりたい姿」に関連しているのかを考える必要があるね!
ここで、関連性のない目標を考えてしまった場合は、「S:specific」→「M:measurable」→「A:achievable」に立ち戻って、もう一度考え直しましょう。
T:time-bound(期限がある)
もし「R:relevant(関連性がある)」で問題がなかった場合は、目標を達成する期限を決めましょう。
例えば…
- 次回のテストまであと1ヶ月
- 文化祭まであと2ヶ月
- あと1ヶ月後までに運動を習慣化させる
- 3ヶ月後の大会でレギュラーを取る
目標を立てたからには、その目標を達成するまでの期間を決めましょう。
ここで期間を決めないと、結局達成できたかどうかが測れないので、最後までしっかりと考えましょう。
STEP 3:目標達成のための計画を立てる
目標が決まったら、計画を立てましょう。計画を立てることで、目標達成確率が大幅に上昇します。
計画を立てる際のポイント
SMARTの法則を意識する
せっかく先ほどSMARTをそれぞれ考えたと思うので、それを最大限活用しましょう。
- Specific:具体的
- Measurable:測定可能
- Achievable:達成可能
- Relevant:関連性がある
- Time-bound:期限がある
具体的な行動を書き出す
目標達成のために、何をいつまでにすればいいのか具体的に書き出しましょう。
例えば…
- 英語の勉強を毎日1時間する
- 毎週土曜日に英会話レッスンに通う
- 週3回ランニングをする
これは先ほどのSMARTの法則の「S:specific」の部分で既に考えていると思います。
マイルストーンを設定する
このように長期的な目標を達成するためには、中間の目標となるマイルストーンを設定することで、モチベーションを維持しやすくなります。
小さい成功体験を積み重ねていって、大きな成功を掴み取りましょう。
スケジュールを組み込む
計画した行動をいつまでに実行するかをスケージュるに組み込みましょう。
スケジュールを作成することで、時間管理を効率的に行うことができます。またスケジュールを立てることで、後の振り返りの時にも活用できます。
平日のスケジュール例
通学時間を活用する
通学電車やバスの中で英単語帳やアプリを活用して、単語を10個覚える。
例:6:30〜6:50 通学中に「ターゲット1900」を使って10単語学習。
放課後:隙間時間を有効に使う
部活や習い事の前後など、まとまった時間が取れないときは、小さなタスクを設定する。
例:17:30〜17:50 学校帰りのカフェで数学の問題を3問解く。
夜:集中できる時間帯を確保する
家に帰った後、短い時間でも集中して勉強する。
例:21:00〜21:30 英語長文を1つ読む。22:00〜22:15 明日の授業予習をする。
休日のスケジュール例
午前中:まとまった時間で難しい課題を取り組む
午前中は集中力が高いため、苦手分野や難しい課題に時間を充てる。
例:9:00〜10:30 数学の参考書を1単元進める。10:30〜11:00 英単語50個を覚える。
午後:友達や家族と過ごしながら学ぶ
勉強以外の予定と組み合わせて学習を進める。
例:14:00〜15:00 図書館で自習。15:30〜16:00 英会話スクールに通う。
夜:軽い復習や記録を取る時間を設ける
一日の終わりには、その日の学習成果を振り返る。
例:20:00〜20:30 今日覚えた単語をクイズ形式で確認する。
ポイント
- 具体的な時間と場所を決めることで、習慣化しやすくなります。
- 小さなタスクを無理のない範囲でスケジュールに落とし込むことで、忙しい日でも目標に向けて進むことができます。
タスク管理ツールを活用する
タスク管理ツールや勉強アプリを活用すると便利です。
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勉強計画の立て方で困ったら、こちらの記事を参考にしてみてください。
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STEP 4:計画を行動に移す
計画が立てられたら、実際に行動に移してみましょう。
こちらでは、行動に移す際のポイントとモチベーションの維持方法についてお伝えします。
行動に移す際のポイント
計画通り行う
計画を守ることは目標達成への第一歩です。
「今日は疲れたから明日まとめてやる」といった後回しの癖を防ぐために、以下を実践してみましょう。
- タイマーを使う
-
30分や1時間など短い時間ごとに集中するタイマー学習法を取り入れる。
例:放課後16:00〜16:30で英単語20個覚える。
- 小さなタスクに分ける
-
「今日は英語の勉強をする」ではなく、「単語を10個覚える」「長文を1つ読む」と具体的に細分化。
例:夜21:00〜21:15で文法問題3問解く。
- 進捗を記録する
-
勉強アプリや手帳に、毎日達成したタスクをチェックする習慣を作る。
例:勉強アプリ「スタディプラス」で今日の学習時間を記録する。
周りに宣言する
周囲に目標を伝えることで、自分を追い込む効果があります。以下の方法を活用してみましょう。
- 家族に応援してもらう
-
「来月のテストで90点取るために毎日1時間勉強する」と家族に伝え、協力を依頼。
例:家族がテレビを見ている時間に勉強するなら、音量を下げてもらうなど環境作りをお願いする。
- 友達やSNSで目標を共有する
-
同じ目標を持つ友達に「一緒に頑張ろう!」と伝えたり、SNSに「今月は英語100点目指す」と投稿。
例:勉強垢で毎日の進捗を共有し、お互いに励まし合う。
- 小さな宣言を作る
-
例:「明日までに宿題を全部終わらせる」と親に伝える。「1週間後に模試の復習を完了させる」と友達に約束する。
楽しみながら取り組む
目標達成には、楽しむ工夫を取り入れることが大切です。
- ゲーム感覚で取り組む
-
勉強や運動をゲームのように楽しむためにポイント制を導入。
例:単語を10個覚えるごとに1ポイント獲得。30ポイント達成で好きなスイーツを食べる。
- 好きな環境やツールを使う
-
好きな音楽を聞きながら勉強したり、おしゃれなカフェで課題をこなす。
例:勉強用プレイリストを作る、カフェでお気に入りのドリンクを飲みながら勉強。
- 友達と競争する
-
友達とテストの点数や学習時間で競争すると、自然と楽しめる。
例:「1週間でどちらが多く単語を覚えられるか勝負しよう!」
勉強の仕方が分からない方はこちらから
モチベーションを維持する方法
目標を達成する上で重要となるのは、モチベーションをいかに維持できるかです。
ただ、高いモチベーションを常に維持し続けるのは相当大変なので、モチベーションを維持する方法を4つに分けてご説明します。
目標達成した自分をイメージする
目標達成した後の自分を想像することで、モチベーションが維持しやすくなります。
常に良い未来を想像しましょう。
自分にご褒美を与える
目標を達成できたら、自分にご褒美を与えてあげましょう。
ご褒美があることで、モチベーションや継続力が変わってきます。
仲間を見つける
同じ目標を持っている人はあなた以外にも沢山います。なので、まずは仲間探しをしてみましょう。
同じ目標を持つ仲間がいることで、お互いに刺激しあえて、モチベーションが湧きやすくなったりします。勉強に置き換えると、同じ志望校の人などが該当します。
記録をつける
目標達成までの記録をつけることで、モチベーションが維持できたりします。
勉強に置き換えると、勉強時間10何時間以上達成できると嬉しかったりしますよね。
その小さな喜びが明日への原動力になるケースもあります。
振り返りと修正
今までで、目標を設定して、計画を立て、行動に移すというところまでやれたかなと思うので、最後に定期的な振り返りと必要に応じて計画の修正を行いましょう。
目標達成度を確認する
どのくらい計画通りに進んでいるかを確認することで、今後の計画を修正する必要があるのか否かが変わってきます。
毎日確認できると素晴らしいですl。
進捗状況を分析する
進捗状況を分析することで、どの行動が効果的だったのか。はたまた、どの行動が非効率的だったのかを把握することができます。
問題点や課題を洗い出す
何が原因で計画通り進んでいないのかを確認することで、計画の修正に繋げられます。
例えば「部活の時間が思ったよりも遅くて勉強時間の計画が達成できない」であれば、曜日に合わせて計画を変更したりできます。
分析した結果を参考にしましょう。
まとめ
「将来のなりたい姿」を叶えるためには、まず目標を設定し、計画を立てて実行することが重要です。高校生の皆さんには無限の可能性があります。大きな夢を持ち、その実現に向けて行動を続けてください。
今回の5つのステップを参考にして、自分の未来を切り開いていきましょう!
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