【完全版】東北大学 総合型選抜 合格体験記:〇〇があなたを合格に導く
はじめに
自己紹介
私は、東北大学教育学部にAOⅡ期(共通テスト利用無しの総合型選抜)で合格し、進学しました。
もしかしたら、皆さんは高校1年生のうちからものすごく勉強をしてきたのではないのか…元から勉強が得意だったのではないか…など想像するかもしれません。確かに勉強は頑張ったとは思いますが、本格的に受験勉強を始めたのは高校3年生の夏からで、周りと比べると遅い方でした。県内でトップの高校というわけでもなく、高校に入学したころの成績も半分より少し上と、決して勉強が得意なタイプではありませんでした。
運動部に所属していたので、十分に勉強時間を確保できず、成績が思うように伸びないときもありました。しかし、限られた時間の中で自分ができる最大限の努力をしようと心がけた結果、成績が上がり、第一志望校への道を切り開きました。
今回は、そんな私の東北大学に合格するまでについて紹介します。
総合型選抜で評価される課外活動の実例
総合型選抜や推薦入試を考える際、課外活動の経験が大きなポイントになります。
私自身、高校時代はボランティア活動をする部活と卓球部を二つ掛け持ちしていました。結局、卓球部の方が毎日練習しなければいけなかったり、試合や遠征にいく必要があったりなどでボランティア部は高校2年生になる前に辞めることとなりましたが、その1年間で募金活動に携わり、特に「海外たすけあい」募金活動が印象に残っています。現地には行けないものの、遠くの国で困っている人々のために貢献できたことは、自分にとって大変貴重な体験でした。
また、夏休みには近隣の小学校で勉強を教えるイベントにも自主的に参加しました。生徒としてではなく“先生”として小学校に足を運ぶことは新鮮で、教えることの難しさを学ぶきっかけにもなりました。
高校1年生の時点で推薦入試を受けるかは明確には決めていませんでしたが、将来の選択肢を広げるためにも課外活動に参加しました。これらの経験は推薦入試で大いに役立ち、新しい出会いや学びを得る機会を与えてくれました。
興味のある活動に積極的に参加し、自分の視野を広げることをおすすめします。これが未来の選択肢を増やし、推薦入試でのアピールにもつながります。
推薦入試で高評定を取るための定期テストの勉強法
推薦入試を成功させるためには、定期テストで高い評定を取ることが重要です。高い成績を維持するためには、テスト勉強だけでなく提出物の管理にも気をつけましょう。テストで良い点を取っても、課題未提出による評価ダウンは避けたいところです。
私のテスト勉強法はシンプルです。授業ノートを見返し、学校のワークを最低2周解くことを心がけました。授業中は先生の板書をそのまま書き写し、特別なまとめは行っていませんでした。ただし、理解できない部分には印をつけ、授業後に先生に質問してすぐに解決するよう努めました。部活動の影響で時間が限られていたため、授業中に集中し、先生の話をできるだけ吸収することを重視しました。
テスト前にはノートを最低3回は見返して内容を再現しました。特に苦手な科目では5回以上見直し、隙間時間を活用して理解を深めました。この方法は電車の中でも活用でき、運動部で忙しい生徒にも適しています。
高得点を狙うための学校ワーク活用術
学校のワークはテスト対策の基本です。多くのテスト問題はワークから出題されるため、一度解くだけではなく最低2回は繰り返して解くことを推奨します。私の場合、英語は得意科目だったので一度で理解できることもありましたが、長期的な記憶を維持するために2回以上は取り組むようにしました。これにより、定期テストの内容が復習時にすぐに思い出せる状態となり、受験勉強でも基礎力として活かせました。
定期考査は日頃の努力の積み重ねで評価が決まるため、軽視せず全力で臨むことが大切です。初めから完璧に覚えられる人は少ないですが、何度も問題集を解くことで理解が深まり、受験期に有利に働きます。
定期考査を大事にすることが、将来の受験成功に繋がる第一歩となります。
受験勉強のスケジュール紹介
私の高校3年間、どのように勉強を進めていたのかを紹介していきたいと思います。
- 高校1年生
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普段の平日、勉強に割ける時間は多くて3時間、通常は2時間程度でした。休日は部活の練習が朝から夕方まで続くことが多く、勉強時間は取れても6時間、少ない時は3時間ほどでした。
定期考査が近づくと、平日の勉強時間はさらに増え、部活がない日には4〜5時間、部活がある日でも少なくとも3時間はテスト対策に充てていました。休日には、部活がなければ7時間ほど、ある日でも最低4時間は集中して勉強し、確実に取り組むことを意識していました。また、テスト期間中は「勉強しないと不安になる」タイプのため、休日並みの時間を確保し、翌日の試験科目の対策に集中していました。
高校1年生の頃は、学校生活や部活動に慣れることで精一杯で、勉強にしっかり集中できる日が少ない時期もありました。当時の勉強は、学校の課題や授業の復習が中心で、先取り学習までは手が回っていませんでした。また、まだ受験への意識は薄く、「まずは成績を少しでも上げたい」という思いから、主に定期考査に向けた対策に力を注いでいました。副教科の勉強はどうしても後回しにしがちで、テスト直前に慌てて集中して詰め込むことが多かったです。
テスト勉強では、各科目にバランスよく時間を配分することを心がけ、特に苦手な科目には少し多めの時間を割くようにしていました。試験範囲が発表されるのはテストの約2週間前でしたが、部活が忙しいため、本格的に取り組むのは1週間前からがほとんどでした。平日は数学や英語など、暗記に頼らない科目をメインに進め、休日には暗記が必要な科目を中心にしながら、途中で好きな数学を挟むなどして、集中力が途切れないよう工夫していました。
高校1年生のうちに頑張ってよかったと心から思うのは、英単語の勉強と例文の暗記です。当時は「テストに出るから」と英単語や例文を覚えていただけでしたが、結果的にこの努力が英語を得意科目にする大きなきっかけになりました。高校1年生のうちに共通テストレベルの英単語をほぼ完璧に覚え、重要な文法が含まれた例文160個を丸暗記したことで、英語学習の土台がしっかりと固まりました。この基礎があったおかげで、難易度の高い内容に取り組む際もスムーズに進められ、周りと大きな差をつけることができたと思います。
高校2年生以降は勉強しなければならない科目が一気に増え、英単語に割く時間を確保するのが難しくなることもあります。そのため、高校1年生という比較的余裕のある時期に暗記をしっかり固めておくことを強くお勧めします。基礎を早い段階で身につけておくと、その後の勉強が驚くほどスムーズになり、学習の幅も広がります。
- 高校2年生
-
高校2年生になるとちょうどコロナが蔓延し、6月頃まで学校に行けない日々が続きました。今まで情熱を注いでいた部活動も突然できなくなり、その熱意は自然と勉強へと向かうようになりました。
コロナ期間中は、毎日8時間ほど勉強に取り組みました。しかし勉強ばかりでは息が詰まりそうだったため、気分転換として毎日30分は散歩をしたり、家の中で音楽に合わせて体を動かしたりしてリフレッシュしていました。この期間は授業がなかったため、学校から出された課題にひたすら集中。また、英語の文法を固める良い機会だと考え、英語文法の参考書を毎日1章は進めるようにし、学校再開までの間に3周することができました。これにより、英語の基礎がしっかりと身につき、長文対策にも対応できるまでに力がつきました。
また、この期間を利用して苦手だった国語の強化にも励みました。古文・漢文は暗記中心で点数が伸びやすいと聞いていたので、特に覚える内容が少ない漢文から取り組み、句法の参考書を2周し基礎を固めました。古文では文法が苦手だったので、最初から丁寧に復習し直し、少しずつ自信を持てるようになりました。
学校が再開すると、部活動も元通りになり、徐々にいつもの日常が戻ってきました。平日は4時間ほど勉強し、休日は部活がある日でも最低5時間、部活が無い日は10時間近く勉強に取り組みました。高校2年生の間に、長時間勉強に慣れることを目標にしていました。
その理由は、部活を引退してすぐ受験勉強に切り替えたとしても、いきなり10時間以上集中して勉強するのは難しいだろうと思ったからです。そのため、少しずつ勉強時間を延ばし、2年生のうちから長時間勉強のスタミナを身につけるようにしていました。この習慣を早めに身につけたおかげで、3年生になってからもスムーズに受験勉強へ移行でき、持久力を保ちながら集中して学習に取り組むことができました。
高校2年生からは、受験科目である日本史や地学基礎も新たに始まりましたが、どの科目も授業の進度に沿って定期考査で高得点を目指しつつ、徐々に受験への意識を高めていきました。この年の目標は、国語・数学・英語をしっかりと固めること。基礎を完璧にすることで、高校3年生では受験勉強をスムーズに始められ、文系の自分は社会科目に集中できるようになったので、結果的に非常に良かったと思います。
- 高校3年生
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高校3年生になってもなかなか志望校が定まらなかった私ですが、先生に相談する中で、学びたい分野や現在の学力をじっくり考え、東北大学教育学部に挑戦しようと決意しました。目標が明確になることで、勉強に対するモチベーションも一気に高まり、「もっと早く決めておけばよかった」とも思いました。そして、総合型選抜に挑戦しようと決めたのは、夏休みに入ってからでした。
部活動では関東大会まで進んでいたため、7月に引退を迎えました。そこから本格的に受験勉強に集中できたのも、部活に全力を注いで悔いがなかったからだと思います。引退後は、部活で培った集中力と熱意をそのまま勉強へと注ぎ込み、部活の引退からスムーズに勉強モードに移行することができました。
勉強時間については、夏休みに入ってからは最低10時間、時には14時間近く勉強し、一日の大半を学習に費やしました。この夏は、「アウトプット」を重視し、各科目の過去問や試行調査問題を繰り返し解くことで、共通テストや2次試験の傾向と自分の苦手分野を把握し、それを一つ一つ克服していきました。特に社会科では、日本史と倫理・政治経済を選択していたので、夏休みが始まる前までに日本史の全範囲をざっと学習し、学校の進度に合わせて倫理・政治経済を進めました。夏休み中は演習を通して知識をアウトプットすると同時に、インプットも欠かさず行い、効率よく知識を定着させる工夫をしていました。
夏休みが明けると、またコロナの影響で9月いっぱい学校が閉鎖され、さらに勉強に集中できる環境が整いました。私は11月の東北大学のAOⅡ期を受験することに決めていたため、この時期から総合型選抜の準備を本格的にスタートしました。総合型選抜の勉強にとどまらず、2次試験対策も並行して行う意識を持って取り組むことで、選抜試験と一般入試の勉強を両立できたと思います。
特に大変だったのは志願理由書の作成でした。学校の先生に指導してもらったり、添削サービスも利用しながら、20回以上の書き直しを経て完成させました。締め切りギリギリまで悩み、内容を深めたおかげで、試験や面接にも自信を持って臨むことができましたが、時間がかかった分、勉強時間が足りなくなる日もありました。もっと早めに準備しておけばと後悔しました。総合型選抜を視野に入れている人は、春休みや夏休みの早い時期から準備を始めると良いと思います。
10月に入ってからは、実際のAOⅡ期の過去問を解き始めました。私が受験した教育学部では前年からの新しい入試形式だったため、過去問が1年分しかなく、他の学部の関連科目の過去問を活用しながら対策を進めました。解いた問題は学校の先生にお願いして添削してもらい、学んだポイントを自分のものにしていきました。また、英語については、毎日長文を読み、英単語や熟語の復習を日課とし、試験直前まで全力で知識を定着させるよう努めました。
こうして、自分なりに準備を重ねた結果、総合型選抜と一般入試の両立が実現し、充実した受験生活を送ることができました。
総合型選抜の準備
試験勉強
私が受験したのは、英語と小論文の2科目です。まず、勉強を始める前に、大学が公開している入試情報を徹底的に調べ上げました。それぞれの試験科目でどのようなポイントが評価されるのかを深く理解することで、具体的に何を意識して学習すべきかが見えてきました。目的意識を持って勉強することで、効率よく、そして自信を持って試験に臨む準備が整ったと思います。
- 英語
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試験では長文問題が2つ出題されるため、毎日1つの長文を読む練習を続けていました。勉強には「やっておきたい英語長文700」を使用し、特に和訳のスキル向上を意識して取り組みました。また、基礎を固め直すために、英単語と英熟語の復習にも力を入れていました。共通テストレベルの単語と2次試験レベルの英単語の両方を並行して学び、語彙力を総合的に強化することで、幅広い問題に対応できる自信をつけていきました。
- 小論文
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小論文対策では、1年分の過去問を徹底的に解き込みました。同じ問題を何度も繰り返し解き、内容を深く理解して完全に仕上げることに集中しました。完成した答案は学校の先生に添削してもらい、その度に細かな改善点や表現の工夫を学びながら、確実にスキルを高めていきました。
志願理由書
志願理由書には、面接や得点にも影響する大切な書類ということもあり、最も時間をかけて丁寧に作り上げました。書き始めにまず注目したのは、アドミッションポリシーです。大学が求める人物像を深く理解することで、自分の志望動機をより明確に、相手に響く形で伝えられると考えました。
執筆の際に特に意識したのは、「自分がこの大学で何を学びたいのか」と「なぜこの大学で学びたいのか」という二つの軸です。学びたい分野については、単に関心を示すだけでなく、なぜその分野に興味を持つようになったのかという理由を具体的に述べ、自分の志望が大学の求める人物像と一致するように心がけました。また、「なぜ東北大学なのか」についても、ホームページや公開情報を徹底的に調べ、この大学ならではの魅力を三つ挙げました。たとえば、「○○研究室で△△を研究したい」というように、自分の目指す未来と大学の学びがどうつながるのかを具体的に示しました。
さらに、これは特殊な状況かもしれませんが、私の志望する東北大学教育学部は活動報告書の提出が不要だったため、部活動や課外活動の実績をアピールできませんでした。そこで、志願理由書の中にこれらの実績を盛り込み、自己アピールに活かしました。活動報告書に代わる形で、自分が取り組んできた努力や成果がしっかり伝わるように工夫を重ねました。
面接対策
面接に臨むにあたり、まずは基本的なマナーを学校で学び、実際の面接形式を模した練習を先生にお願いして繰り返しました。本番を想定したリハーサルは約5回ほど行い、その過程で自然とマナーが身につき、当日の緊張を少しずつ和らげることができました。
面接では志願理由書が基となるため、質問されそうなポイントをあらかじめ予想し、自分の中で答えの流れを準備しました。ただし、答えを丸暗記するのは避け、どんな質問が来ても「だからこそ、この大学で○○について学びたい」と一貫性を持って着地できるよう意識しました。また、想定外の質問が飛んできたときは、慌ててその場で話し始めるのではなく、一度しっかり考え、何を伝えたいかをまとめてから答えるように意識しました。こうすることで、冷静さを保ちながらも、話の要点を押さえた明確な回答ができるようになりました。この「一呼吸おいて整理してから話す」という姿勢が、より自分の考えを正確に伝える助けとなりました。
また、面接の一部には英語の音読も含まれていました。対策としては、英検2級の面接問題を読み上げて練習しました。日頃から英文を音読する習慣があったので、それに加えて1日少なくとも3回は音読をしていました。学校の先生に聞いてもらって、アドバイスをもらうこともありました。
試験当日について
茨城県から宮城県へ向かう必要があったため、試験前日に宿泊し、初めて大学の様子を見に行きました。コロナ禍でオープンキャンパスに参加できなかったため、この日が初めての訪問でした。前日に試験会場を下見したことで、道順や雰囲気も把握でき、当日は緊張が和らぎ、少し安心して試験に臨むことができました。
会場の雰囲気
会場には制服やスーツ姿の高校生が多く集まっており、これまでに感じたことのない緊張感に包まれました。周りを見渡すと、最後の最後まで参考書を熱心に見つめる人がほとんどで、多くの人が時間に余裕をもって到着している様子でした。時計がない試験会場だったので、腕時計を持参しておいて本当に助かりました。
試験会場の中に入ると、誰も一言も発さず、静寂と張り詰めた空気が漂っていました。お昼の休憩時間も誰も話さず、皆が食事をしながら再び参考書を開いているのが印象的でした。私も緊張しすぎて、昼食をとっても味がまったく感じられず、持参していたお気に入りのお菓子も味がしなかったほどです。ただ、そのお菓子はいつも受験勉強の合間に食べていたものだったので、食べることで少し「いつも通り」を感じられ、わずかにリラックスできた気がしました。
試験の内容
試験では、過去問とほぼ同じ傾向の問題が出題され、想定範囲内ではあったものの、実際に解き始めると時間があっという間に過ぎ、2科目ともほとんど余裕がありませんでした。まさに「時間との戦い」でした。焦りもありましたが、それ以上に緊張で普段より問題が難しく感じられ、実力を出し切れたかは自信が持てませんでした。
今回の経験から、本番のような緊張感の中でベストを尽くすことの難しさを痛感しました。事前の準備では、気持ちを落ち着かせる方法を見つけることや、練習の段階で120%の力を発揮できるようにしておくことの大切さを改めて感じました。
振り返ってみると、対策自体には手応えを感じており、もうこれ以上やれることはなかったと思いますが、もしもう少し高度な英単語を完全に覚えていたら、さらに自信をもって臨めたかもしれないと少し後悔も残りました。
面接の内容
筆記試験の2週間後に面接が行われ、ここはまさに体力勝負でした。
面接は受験番号の早い人から3人ずつ呼ばれ、一人一部屋に案内されました。各部屋には3人の面接官が座り、緊張感が漂う中でのスタートです。
まずは受験番号と名前の確認があり、その後「志願理由を3分で説明してください」と指示がありました。説明が終わると、志願理由書をもとにした質問が面接官それぞれから投げかけられました。質問は、私の関心や将来学びたい分野についてさらに深く掘り下げるもので、「今どんな考えを持っているのか」「大学で具体的に何を学びたいのか」といった内容を問われました。これらに対して、自分のビジョンをしっかりと伝えるよう努めました。
英語の音読については、難易度は英検3級レベルで、短めの英文が3文出されました。まず黙読する時間を与えられ、その間に発音やイントネーションを確認します。そして、指示が出ると同時に音読を開始。できるだけ滑らかに、抑揚をつけて、明瞭な発音を意識しながら読むことに集中しました。
受験生へメッセージ
最後に、私が東北大学AOⅡ期に合格できた要因についてお話ししたいと思います。
まず、大きな要因として、「戦略を立てて勉強に取り組んだこと」が挙げられます。自分に何が足りないのか、何を補えば良いのかを冷静に分析し、出題者が求めている力を意識して勉強を進めました。こうした計画的なアプローチが、実力を確実に積み重ねる土台になったと思います。
次に「継続する力」が大きな力となりました。部活動を引退してからは、休日には10時間以上、平日も6時間ほどを目安に勉強を続け、部活と並行していた頃も限られた時間を最大限に活用することを徹底してきました。「塵も積もれば山となる」という言葉の通り、どんなに小さな努力でも、毎日積み重ねることで大きな成果に結びつくと実感しました。継続こそが最も重要な力であると思います。
最後に、「強い意志」が私を支えてくれました。志望校を決めたのは周りより少し遅めでしたが、東北大学に行きたいという思いの強さでは誰にも負けない自信がありました。結果がすぐに出ない辛い時期もありましたが、「絶対にここで学びたい!」という強い意志があったからこそ、諦めずにやり抜けたと思います。受験勉強をしていると、誰もが挫けそうになる瞬間に直面するかもしれませんが、心の中に強い意志を持つことが、何よりも大きな支えと原動力になるのだと思います。
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