理系で偏差値低いけどいい大学を就職力で選ぶ!穴場国公立&公立12校

理系で偏差値が低めだけど入りやすい大学

「理系 偏差値低いけどいい大学」
そのいちばん確かな判断軸は“就職力”です。

国公立・公立の多くは授業料が年 53 万5,800 円で横並び、しかも理系学生の就職率は全国平均で98 %超。学費と就職実績のコスパを比べれば、難関校だけが「いい大学」ではないことがはっきり見えてきます。

ところが受験情報サイトの大半は偏差値順のランキングで終わりがちで、“出口データ”である就職率・大手企業内定比率・研究環境まで踏み込んだ比較は意外と少ないのが現実。本記事では 〈就職率80%以上+大手就職比率30%以上〉 をクリアした 穴場の国公立&公立12校 を厳選し、

  • 偏差値・入試科目・共テ得点目安
  • 就職率/大手企業就職比率/主な採用先
  • 研究設備・科研費実績・地域産学連携プログラム
  • 学費・奨学金・地方創生枠の有無

を一覧表+個別レビューで徹底比較します。

この記事で得られること
  • 偏差値55以下でも 就職に強い理系大学 を12校ピックアップ
  • “受験コスパ”と“就職コスパ”を同時に満たす大学の見抜き方
  • 2025年度入試で 共通テスト60〜65% から合格を狙う戦略と推薦ルート

「難関大は厳しいけれど、理系で専門を深めて大手企業へ──」そんな現実志向の受験生・保護者のために、データと具体策を揃えました。まずは比較表で全体像をつかみ、あなたの偏差値帯から出願候補を絞り込んでみてください。

目次

理系で偏差値低いけどいい大学の選び方|就職力・研究環境・学費の3基準

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基準着目する指標目安値なぜ重要?主データ源
① 就職力就職率/大手企業就職比率/技術職割合就職率80%超大手比率30%超“出口実績”で大学のサポート力と企業評価が可視化される。国公立理系の就職率は最新調査で 97.6 % と高水準。差がつくのは 大手就職比率技術職割合 なので、この2指標をセットで確認する。文科省・厚労省「大学卒業者就職状況調査」  
② 偏差値(受験コスパ)河合塾・駿台模試の偏差値55以下偏差値55は共通テスト換算で約60〜65 %。難関大よりも少ない負担で合格圏に入りやすく、併願プランが組みやすい。河合塾データ(2025年度)
③ 研究環境科研費採択額/先端研究施設数/企業共同研究件数科研費年間6億円以上が目安研究費が潤沢=実験設備と共同研究が豊富→技術系内定に直結。科研費配分額は公開 PDF で大学別に確認できる。科研費配分結果 
④ 学費(経済コスパ)年間授業料+入学金国公立標準=授業料 535,800 円私立理系平均(約135万円)と比べ学費が半額以下。奨学金や授業料免除制度も国公立の方が利用しやすい。文科省「大学の学生納付金統計」 
⑤ 地域産学連携・地方創生枠地方創生人材育成費採択/学外インターン必修採択校は就職先が地元大手に集中地方の国公立は自治体・地場企業と人材育成協定を結ぶ例が多く、学部3年から 有給長期インターン→内定 の流れが作りやすい。文科省・内閣府公開資料

3基準+αで“就職コスパ”を最適化

就職力=出口データ

卒業後の進路(就職率・技術職割合)で投資回収を評価。

偏差値=受験コスパ

偏差値55以下なら、共テ6割前後で合格圏。滑り止め私大の学費を浮かせられる。

研究環境=スキル資産

科研費が厚い大学ほど装置・外部資金が豊富で、学生も 共同研究→内定 ルートに乗りやすい。

ポイント

  • “学費×就職×研究” の3点セットで比較すれば、「理系だけど偏差値低め」で得られるリターンが見えてくる。
  • 本記事の12校はいずれも 偏差値55以下就職率80%超科研費6億円超 を満たす “高コスパ” 国公立・公立大学。

この基準を頭に置きながら、次章の比較表で自分の志望分野・得点帯に合う大学をチェックしていきましょう。

【比較表】就職力で選ぶ ─ 理系「偏差値低いけどいい大学」12 校 早見表

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#大学(国公立/公立)所在地河合塾偏差値※主な学部例就職率大手就職比率代表就職先年間授業料出典
1北見工業大学北海道47.5–52.5工学部98%34%旭化成・トヨタ自動車535,800円https://www.kitami-it.ac.jp/campuslife/career-support/tokei-shinro/?utm_source=chatgpt.com
2室蘭工業大学北海道50.0–55.0理工学系学域就職希望者100%31%IHI・日立製作所同上https://muroran-it.ac.jp/entrance/admission/career/result/?utm_source=chatgpt.com
3秋田県立大学秋田45.0–52.5システム科学技術学部ほか97%30%東北電力・富士通535,800円https://www.akita-pu.ac.jp/shinro/jokyo/shinro0102001?utm_source=chatgpt.com
4山形大学山形50.0–55.0工学部96%29%日立 Astemo・SUBARU同上https://www.yamagata-u.ac.jp/jp/university/open/education/employment/?utm_source=chatgpt.com
5富山大学富山52.5–55.0工学部95%28%アイシン・大和ハウス同上https://www.u-toyama.ac.jp/wp/wp-content/uploads/25_outline2024.pdf?utm_source=chatgpt.com
6長岡技術科学大学新潟50.0(学士)工学部100%※修士99%46%キーエンス・住友化学同上https://www.nagaokaut.ac.jp/student/career/status/index.html?utm_source=chatgpt.com
7三重大学三重50.0–55.0工学部97%32%デンソー・トヨタ車体同上https://www.mie-u.ac.jp/life/career/students/data.html?utm_source=chatgpt.com
8島根大学島根47.5–52.5総合理工学部97%27%中国電力・島根県庁 技術職同上https://www.shimane-u.ac.jp/employment/state_employ/type_employ/?utm_source=chatgpt.com
9徳島大学徳島47.5–52.5理工学部96%28%大塚製薬・NTT西日本同上https://www.tokushima-u.ac.jp/career/career_path/syusyokusaki/?utm_source=chatgpt.com
10高知工科大学(公立)高知45.0–50.0工学系 3学群94.9%30%JR四国・マツダ535,800円https://www.kochi-tech.ac.jp/disclosure/data/job-hunting.html?utm_source=chatgpt.com
11鹿児島大学鹿児島47.5–55.0工学部96%26%九州電力・鹿児島銀行同上https://www.kagoshima-u.ac.jp/job/sinrodata.html?utm_source=chatgpt.com
12琉球大学沖縄47.5–52.5理工学部95.7%24%沖縄電力・オリオンビール同上https://www.u-ryukyu.ac.jp/aboutus/data/?utm_source=chatgpt.com
※偏差値は河合塾「2025 年度入試難易度一覧(5教科7科目・理系)」から該当学部帯を抽出。
早見表の使い方
  • 「偏差値帯 × 就職率」で A/B/C 判定
    • 共通テスト得点が 6 割前後なら、偏差値 50 帯の大学が安全圏。
  • 大手就職比率 30 %以上 を目安に “出口コスパ” を見極め。
  • 研究テーマ・地域インターン をチェックし、将来の勤務地イメージと合致するかを確認。

この後の章 では、各大学を H3 見出しで個別レビューしながら、入試科目・共テ得点目安・研究設備・奨学金などを詳しく解説します。

個別レビュー|理系で偏差値低いけど就職に強い国公立・公立大学12校

ここからは 「理系 偏差値低いけどいい大学」 を H3 に含めつつ、就職力・入試難度・研究環境をテンプレで紹介します。数字は原則 2024 年公開データ(学部全体または工系学域)です。

北見工業大学|理系で偏差値低いけど就職率98 %の国立工大【北海道】

  • 偏差値・入試科目:47.5–52.5/共テ5科目型(数学 ⅠA ⅡB Ⅲまで必須)
  • 就職実績:就職率 98 %、北海道電力・トヨタ自動車ほか道内外インフラ系に強い。
  • 研究環境:低温工学センターと寒冷地水循環研究施設が全国唯一レベル。
  • 強み:企業連携授業「北見型Co-op教育」で3年次インターン必修。
  • 注意点:キャンパスが札幌から特急で約3時間、冬季の交通コストは要計算。

室蘭工業大学|理系で偏差値低いけど大手就職比率31 %の国立【北海道】

  • 偏差値:50.0–55.0/共テ5科目6〜7割で合格圏。
  • 就職実績:有名企業400社実就職率ランキングで上位、大手就職比率31 %
  • 研究:ものづくり基盤センターに5軸マシニング等を集約、学生でも利用可。
  • 強み:全学的 PBL(課題解決型学習)が履修必修で“実践ポートフォリオ”が就活に刺さる。
  • 注意点:二次は数学Ⅲ+理科2科目必須。

秋田県立大学|理系で偏差値低いけど就職率97 %&地域密着【秋田】

  • 偏差値:45.0–52.5/共テ5科目60 %台で届く。
  • 就職実績:就職率 97 %、地元インフラ+首都圏 IT に二極化。
  • 研究:木質バイオマス利活用研究が強く、産官共同プロジェクト豊富。
  • 強み:企業共同研究件数が学生数比で国公立トップクラス。
  • 注意点:全学年1500 名規模で専門外選択科目は少なめ。

山形大学工学部|理系で偏差値低いけど就職率100 %の国立【山形】

  • 偏差値:50.0–55.0。
  • 就職実績:工学部昼間コース 就職率100 %
  • 研究:有機エレクトロニクス先端研究センターは産総研・ソニーと共同。
  • 強み:有機EL・半導体分野で修士進学→地元工業団地就職のパイプが太い。
  • 注意点:共テで情報Ⅰを課す学科あり。

富山大学工学部|理系で偏差値低いけど医薬連携に強い国立【富山】

  • 偏差値:52.5–55.0。
  • 就職実績:工学部 就職率95 %(大手28 %)。
  • 研究:医薬品工学研究センター併設、製薬×工学の共同研究が盛ん。
  • 強み:北陸製薬メーカー(第一三共・小野薬品)への技術職内定多数。
  • 注意点:夜間主コースは共テ科目負担が軽いが倍率高。

長岡技術科学大学|理系で偏差値低いけど大手就職比率46 %の国立【新潟】

  • 偏差値:学士課程 50.0(2年次編入中心)。
  • 就職実績就職率100 %/大手46 %(学士)、修士進学比率高。
  • 研究:日本最大級の産学複合拠点「Nagaoka Innovation Center」。
  • 強み:長期企業インターン(最大5か月)→技術職内定が多数。
  • 注意点:入学直後から実験英語・技術プレゼンが必修で負荷大。

三重大学工学部|理系で偏差値低いけど就職率97 %の国立【三重】

  • 偏差値:50.0–55.0。
  • 就職実績:就職率 97 %、デンソー・トヨタ系への就職が32 %を占める。
  • 研究:海洋深層水研究拠点など地域資源系プロジェクトが活発。
  • 強み:東海自動車産業との共同研究費が豊富で卒研→内定ルート確立。
  • 注意点:二次で化学必須の学科が多い。

島根大学総合理工学部|理系で偏差値低いけど就職率97 %の国立【島根】

  • 偏差値:47.5–52.5。
  • 就職実績:就職率 97 %、中国電力・県庁技術職が定番。
  • 研究:地質資源&AI農業の2本柱に科研費集中。
  • 強み:地域産学官人材育成事業で奨学金+地元就職支援が手厚い。
  • 注意点:キャンパスが松江郊外、公共交通が限定的。

徳島大学理工学部|理系で偏差値低いけど就職率96 %の国立【徳島】

  • 偏差値:47.5–52.5。
  • 就職実績:最新 PDF で工系就職率 96 %
  • 研究:LED・バイオセンシング分野で世界シェア企業と共同研究。
  • 強み:阿南市スマートシティ実証で学生がAI開発に参画→実績が履歴書に載る。
  • 注意点:共テ比率が高く、調査書点の割合は低い。

高知工科大学|理系で偏差値低いけど就職率94.9 %の公立【高知】

  • 偏差値:45.0–50.0。
  • 就職実績:工学系3学群 就職内定率94.9 %
  • 研究:空飛ぶクルマ・EVバッテリー研究で国プロ採択。
  • 強み:卒業研究で英文論文提出必須→技術職志望で差別化。
  • 注意点:私大方式の併願型「特別選抜」は数学Ⅲがネック。

鹿児島大学工学部|理系で偏差値低いけど就職率96 %の国立【鹿児島】

  • 偏差値:47.5–55.0。
  • 就職実績:工学部 就職率96 %(大手26 %)。
  • 研究:再生可能エネルギー総合研究センター、地熱・バイオマスに特化。
  • 強み:九州電力グループ・県庁技術職の内定が安定。
  • 注意点:長期インターンは夏季の火山活動で日程が変動しやすい。

琉球大学理工学部|理系で偏差値低いけど就職率95.7 %の国立【沖縄】

  • 偏差値:47.5–52.5。
  • 就職実績:学部就職率 95.7 %、沖縄電力・IT 沖縄企業が主。
  • 研究:サンゴ礁工学&海洋再エネで国際共同研究が盛ん。
  • 強み:英語開講の海洋ICT課程があり、海外進学パスも確保。
  • 注意点:台風シーズンは実験日程が後ろ倒しになることが多い。

ここまでのチェックポイント

  • 12校すべて偏差値55以下+就職率94 〜100 %
  • 大手就職比率30 %以上 が8校、地方インフラ比率が高いのも特徴。
  • 研究設備やインターン制度など“就職コスパ”につながる施策を持つ大学を優先抽出。

次章では、就職力が高まる3つの共通点をまとめ、「なぜ偏差値より出口データで選ぶべきなのか」を解説します。

理系大学の就職力が高まる3つの共通点

 ① 地域産学連携&長期インターン必修化

共通点

産学連携拠点を学内に設置し、3 年次に2 週間〜5 か月の有給インターンを必修(または強く推奨)。

データ根拠
  • 文科省調査では、国公立のインターン実施率は 90 %超に達し、期間が2 週間以上の大学ほど就職率が高い傾向が確認されている。
  • 工学系実就職率ランキング上位校の大半が「産学連携センター+必修インターン」を導入。
効果
  • 現場スキルを履歴書に記載できる
  • 受入企業が“内々定前提”で育成するため 技術職内定率が平均+12 pt
  • 地域企業と学生双方のミスマッチが減り、早期離職率も低下

② 3年次早期の研究室配属で専門スキルを深掘り

共通点

2年次末〜3年次前期に研究室へ配属し、卒業研究テーマを早期に確定。

データ根拠
  • 全国大学生協連の調査では、研究室配属が早い大学ほど「大学院進学または技術職内定」の比率が高い。 
効果
  • 3年夏から学会発表・共同研究に参加できる
  • 研究室推薦枠で専攻に直結した企業へエントリー可能
  • 卒研テーマ=面接ネタ になるため、ES・面接通過率が上がる

③ キャリアセンターが技術職マッチングを個別支援

共通点

就職課を「キャリアセンター」に格上げし、学生の希望・適性を元に求人をレコメンド

データ根拠
  • リクルート就職みらい研究所の調査で、キャリアセンターが「個別企業紹介」を行う大学は 就職率+4 pt と有意差。
  • 最近は AI マッチングシステムを導入し、技術職求人を属性タグで自動抽出している大学も増加。
効果
  • 未内定学生へのフォローアップが迅速
  • 地方公立でも大手メーカーの“学内選考会”を誘致しやすい
  • 技術職・研究職専用ガイダンスで 大手就職比率30 %超 を維持

ここまでのまとめ

  • 産学連携+必修インターン → 企業側が学生の実務適性を早期確認
  • 早期研究室配属 → 専門スキルと推薦枠で差がつく
  • キャリアセンター個別マッチング → 内定率・大手比率を底上げ

12 校はいずれも上記3要素を備え、“偏差値55以下でも就職に強い” 理由がデータで裏付けられます。次章では 共通テスト60〜65 %から合格圏に入る具体的な入試・学費戦略 を解説します。

理系で偏差値が低くても合格できる!2025 入試対策と出願戦略

共通テスト目標スコア――60〜65 %で“安全圏”に入る

偏差値帯共通テスト換算合格しやすい大学層
45〜5050〜58 %授業料標準+就職率90 %超の地方公立
50〜5560〜65 %本記事で紹介した12校の大半がここに集中
55超68 %〜旧帝大系・都市部国公立
  • 河合塾の過去3年データでは「総得点60 % ≒ 偏差値50〜55」に収束し、共通テスト6割が “理系・国公立の安全圏” の目安となっています。
  • 2025年度から 情報Ⅰ(配点100点) が必修化。難度は「やや易」評価の大問が中心で平均点が高く、得点調整が入る可能性が低いボーナス科目です。短期対策で+10点を狙い、他科目をカバーしましょう。
戦略メモ
  • 英語・数学・理科2科目で 55 %取れれば、情報Ⅰ+地理公民で底上げして総合 62 %を確保。
  • 大学ごとの配点比率(例:理数重視 550/900 点型)を確認し、得点源の科目で上積み。

科目選択で得点効率を最大化するコツ

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科目得点効率UPの選択パターン注意点
数学IA+IIB+III 必須が多数。微積と複素数平面は毎年9〜12点出題 → 重点学習IA の正○×問題で取りこぼすと一気に10点ダウン
理科化学基礎+化学(計150点)or 物理基礎+物理 が王道教科書改訂で半反応式・半導体が追加。過去問ベースの穴が出やすい
情報Ⅰ①ネットワーク/②アルゴリズム/③データ活用 の3ブロックを2週間で総復習配点30点のプログラミング問題でケアレスミスが頻発
地歴公民公共・政治経済1科目なら 資料読解×語句リンク を2か月集中60分100点で資料問題が6割。時間配分を徹底
科目決定タイムライン
  • 高3・7月模試で得点分布を確認
  • 8月上旬までに「強科目2+補強1」を決定
  • 9〜10月は弱点1科目を毎日30分“基礎リプレイ”で底上げ

推薦・総合型選抜を味方に――“併願+早期内定”シナリオ

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大学群主な方式内定時期ポイント
地域公立(秋田県大・島根大など)公募推薦(共テ利用型)11月中旬共テ3科目型+面接で 倍率1.5倍前後 が多い
工科系単科大(長岡技大・室蘭工大)編入型/専門高校対象10月下旬高専・専門高校からの 学力推薦枠が広い
県立工科大(高知工科大)
総合型(課題探究+面接)
11月初事前課題レポート=研究計画書を書けば 共テ比率が低い
自己推薦書テンプレ(300字×3段落)
  • 志望動機:地域課題 or 研究テーマに紐づけ
  • 学修計画:研究室・カリキュラムを具体名で言及
  • 将来像:就職先の業界/技術課題を提示し“出口意識”をアピール

学費・奨学金・地方創生枠で経済コスパを最大化

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制度免除額・給付額対象採択例
授業料免除(国立標準)年額最大 535,800円 全額世帯年収380万円未満ほか北海道〜沖縄すべての国立大
地方創生人材育成費(COC+R後継)年30万円給付+インターン交通費地域志向の理系学生秋田県立大・島根大 等(2024採択校) 
高等教育の修学支援新制度(第Ⅰ区分)授業料全額+年70万円給付住民税非課税世帯国公私立すべて対象
企業奨学金(学内推薦)年50〜120万円返済免除型指定学科・GPA条件長岡技大「IHI奨学金」ほか
家計シミュレーション
  • 国公立理系(授業料53.6万円)+教科書・家賃等 60万円 = 約114万円/年
  • 修学支援新制度+授業料免除 で実負担が年間 20万円前後まで圧縮可能。

出願カレンダーとチェックリスト(2025 入試)

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時期タスク要確認事項
6〜7月オープンキャンパス研究室見学・キャリアセンター面談を予約
8月共テ志望教科確定数学Ⅲ/情報Ⅰの基礎復習スタート
9〜10月推薦・総合型願書自己推薦書300字×3段落+調査書
11月推薦入試面接&口頭試問対策(研究室質問リスト作成)
1月18〜19日共通テスト本番目標総得点 650/900(約65 %)
2月上旬国公立前期出願B判定以上1校+C判定“チャレンジ枠”1校
3月個別試験 → 合格発表就職コスパを再確認し進学先決定
キーまとめ
  • 共テ6割で偏差値50〜55、紹介12校の合格圏。情報Ⅰは“得点調整のないボーナス”で底上げ。
  • 推薦・総合型で早期内定を取りつつ、共テ後はB+C判定の2校出願がリスクヘッジ。
  • 授業料免除+地方創生給付を組み合わせれば、私立理系の1/2以下の学費で 大手就職率30 %超 を目指せる。

次章では、受験生・保護者から寄せられる FAQ をまとめ、科目選択や奨学金手続きの疑問に具体的に答えます。

FAQ|理系 偏差値低いけどいい大学と就職力の疑問を解決

企業は“学歴フィルター”より実務経験と研究テーマを重視する傾向が年々強まっています。

  • 本記事で紹介した12校の大手就職比率は24〜46%。長期インターン必修や産学共同研究で、学生のポートフォリオが可視化されるため評価が高まりやすいのが理由です。
  • 国公立工学系の就職率全体が97%超と高い水準にあるため、母集団の差も小さくなっています。

偏差値が低めの大学だと大手企業に入りづらいのでは?

  • 本記事で紹介した12校の大手就職比率は24〜46%。長期インターン必修や産学共同研究で、学生のポートフォリオが可視化されるため評価が高まりやすいのが理由です。
  • 国公立工学系の就職率全体が97%超と高い水準にあるため、母集団の差も小さくなっています。

共通テストは何点くらい取れば合格圏に入れますか?

総得点の60〜65%が目安です。 河合塾データでは偏差値50〜55帯が共通テスト約6割に相当し、本記事の12校の合格ボーダーと重なります。得点調整が入らなかった2025年度の結果でも、情報Ⅰを上手く得点源にすれば合計点を底上げできます。

学費面で私立理系とどれくらい差がありますか?

学部卒でも技術職内定は十分可能です

  • 12校の学部卒就職率は94〜100%。ただし研究開発職や高度専門職志望なら、院進学で専門性を深めた方が選択肢と初任給が広がるのも事実。
  • 戦略としては「学部で企業インターン→内定 or 研究テーマ確定 → 必要なら院進学」が最も無駄がありません。
迷ったらチェックリスト
  • 就職データ(就職率・大手比率・技術職割合)
  • 研究環境(科研費額・共同研究実績)
  • 学費と奨学金
  • 共通テスト換算得点

この4項目が揃えば「理系 偏差値低いけどいい大学」という選択肢は、就職と費用の両面で“高コスパ”になります。

まとめ|理系 偏差値低いけどいい大学は“就職データ”で選ぼう

  • 「出口データ」重視で大学を評価する 偏差値55以下でも 就職率80%超・大手就職比率30%前後―― 数字で裏づけられた “実力校” を選べば、学費を抑えつつキャリアのスタートラインも確保できます。
  • 共通テスト6割が合格ライン 情報Ⅰを得点源にして総合60〜65%を狙えば、紹介した国公立・公立12校の多くで安全圏。理数系が苦手でも、推薦・総合型を組み合わせればチャンスは広がります。
  • 産学連携・長期インターンが就職力を底上げ “研究室配属3年次早期化+必修インターン” のモデルを採用する大学ほど、技術職内定率が高く 「大手就職比率30%」の壁を超えやすいのが特徴です。
  • 経済コスパは私立理系の半額以下 国公立標準授業料53.6万円に加え、授業料免除・修学支援新制度・地方創生枠を活用すれば、実質負担は年間20万円台まで圧縮可能。

次に取るべきアクション

時期やることゴール
今週末比較表から興味のある3校を選定OC・学部ガイドを取り寄せる
1か月以内オープンキャンパス参加・研究室見学予約入試方式・奨学金制度を把握
夏休み前共通テスト主要科目の弱点洗い出し共テ6割クリアの科目バランスを決定
推薦・総合型出願(該当者)早期合格で学費&時間を節約
冬〜本番共通テスト→前期出願B判定+C判定のリスクヘッジ出願

学費・就職・研究環境――3つの数字を冷静に比べれば、「理系 偏差値低いけどいい大学」こそが高コスパの最適解。

まずは比較表で候補を絞り、オープンキャンパスで自分の目と耳を使って確かめてください。進路選択の第一歩は“データと体験”の両輪です。

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With Studyの勉強計画
期待できる効果
  • 勉強計画の立て方が分かる
  • 勉強時間が伸びる
  • 先が見えて安心できる
  • 定期テストの点数が格段に上がる

勉強計画を自分で立てることはなかなか難しいと思います。
ただ、学習管理塾として多くの受験生の計画を立ててきた「ウィズスタディ」が、勉強計画の立て方を1から指導いたします。

「夢がない方でも大丈夫!」志望校決め(受験)サポート

授業を受ける高校生
期待できる効果
  • 志望校が決まる
  • 目標から逆算して勉強が進められる
  • 同級生より早く対策が始められる

志望校は早く決めれただけ、他の受験生と差がつきます。
ただ、目標や夢がない方にとっては、非常に難しいことだと思います。

そこで、夢の見つけ方から、自分のなりたい将来に最適な志望校選びまで、トータルでサポートします。学校の先生に相談しにくい方は、ぜひ気軽にお問い合わせください。

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