志望校の選び方完全ガイド|偏差値だけで選ぶのはNG?

志望校の選び方完全ガイド

そろそろ志望校を決めなきゃいけないけど、どこがいいのかわからない…

偏差値が合っていればそれでいいのかな?

こんなふうに悩んでいる中学生や保護者の方は多いのではないでしょうか。

確かに、偏差値は高校選びの大切な目安のひとつです。

でも実は、偏差値だけで志望校を決めてしまうと、「なんだか合わなかった」「もっと調べておけばよかった」と後悔するケースも少なくありません。

高校は、ただ“合格できるかどうか”だけでなく、3年間を過ごす大切な場所

だからこそ、学力だけでなく、校風・通学環境・部活動・進路実績など、さまざまな視点で学校を見て選ぶことが大切です。

  • 志望校を偏差値だけで選ぶリスク
  • 学校選びでチェックすべきポイント
  • タイプ別の志望校選びアドバイスなどをわかりやすく解説します。

どの高校が本当に自分に合っているのか」を知るために、ぜひ最後まで読んでみてください!

目次

偏差値だけで志望校を決める危険性とは

高校選びのときにまず目に入るのが「偏差値」ですよね。

進路資料や塾のパンフレットには、必ずといっていいほど「偏差値◯◯の高校」と書かれています。

もちろん、偏差値は「今の学力でどの高校を狙えるか」を判断するために大切な基準です。
しかし、偏差値だけで志望校を決めるのはとても危険。

なぜなら、高校生活で本当に大切なのは、「入った後にどれだけ充実した3年間を過ごせるか」だからです。

① 偏差値が合っていても「学校の雰囲気」が合うとは限らない

たとえば、偏差値がちょうど合っていたから入学したけれど…

  • 校則が思っていたよりも厳しかった
  • 周囲の生徒が真面目すぎてなじめなかった
  • 授業スピードが速くてついていけなかった

こんなふうに「思っていたのと違った…」と感じて、学校生活に不満を感じるケースは少なくありません。

合う・合わないは、学力だけでは判断できないのです。

② 無理して“高い偏差値”の高校を目指しても、入ってから苦労することも

「どうせなら偏差値の高い高校を狙いたい!」という気持ちはよくわかります。

でも、偏差値だけを理由に無理にレベルの高い高校に入ると、入学後に勉強についていけなくなってしまうリスクもあります。

  • 授業内容が難しく、常にプレッシャーを感じる
  • 周囲がハイレベルで、比較して自信をなくす
  • 部活動や人間関係で余裕がなくなる

合格がゴールではなく、その先に続く3年間が大事!

③ 逆に「偏差値が低いから」と避けるのももったいない

一方で、偏差値が少し低いからといって候補から外してしまうのも早計です。

  • 自分の興味に合った専門コースがある
  • 部活動が盛んで、全国レベルの強豪校
  • 大学進学のサポートが手厚い

など、偏差値以外の魅力がたくさんある高校もあります。

 「行きたいと思えるかどうか」が本当の志望校選びの基準。

結論:偏差値は“参考にする”ものであって、“決め手”ではない

偏差値をまったく見ないのも危険ですが、それだけに頼るのも危険。
大切なのは、「偏差値+その学校の雰囲気や特徴」を総合的に判断することです。

次の章では、志望校選びで具体的にどんなポイントを見ればよいのか、7つの視点からわかりやすく解説していきます!

志望校を選ぶときに見るべき7つのポイント

「偏差値だけで決めてはいけない」と言われても、じゃあ他に何を見ればいいの?

そんな方のために、ここでは志望校選びで必ずチェックしておきたい7つのポイントを紹介します。
1つの視点だけでは見えない“本当に合う学校”を見つけるために、以下をしっかり比べてみましょう。

① 偏差値・学力レベル

まずはやっぱり学力との相性をチェック
「現時点の実力」と「志望校のレベル」が離れすぎていないかを確認することは重要です。

  • 偏差値が近い高校を数校ピックアップする
  • 模試の合格判定(A〜E)で現実的かどうかを見る
  • 「少し上の挑戦校」「今の実力で届きそうな学校」「安全圏の学校」でバランスを取る

② 通学時間・立地

毎日の通学は意外と大きなストレスになります。
「ドアtoドアで何分かかるか?」「満員電車は苦手じゃないか?」も要チェック。

  • 通学時間が長すぎると朝の体力や部活にも影響
  • 雨の日・冬の早朝などもイメージしてみよう
  • 自転車通学/電車通学/バス通学など、生活リズムを考慮

③ 校風・雰囲気(自由?厳しめ?)

高校によって雰囲気はかなり違います。

例えば、

  • 制服や髪型に厳しい学校
  • スマホ使用OK/NG
  • 授業中の発言や活動が活発かおとなしいか

実際に学校見学やオープンスクールに行って、「自分がその環境で楽しく過ごせそうか?」を感じてみましょう。

④ 部活動・学校行事の充実度

  • 部活に力を入れたい人:希望の部活があるか、実績はどうか
  • 行事を楽しみたい人:文化祭や体育祭が盛んかどうか
  • 逆に、勉強に集中したい人:イベントが多すぎないか確認

高校生活の楽しさは「行事や部活の充実度」でも大きく変わります!

⑤ 進学実績・卒業後の進路

将来、大学進学や専門学校、就職を考えている場合、その高校がどんな進路支援をしているかも重要です。

  • 進学率・大学合格実績
  • 指定校推薦の枠が多いか
  • キャリア指導や面接対策のサポートがあるか

※特に「将来の目標がある程度決まっている人」には大切なポイントです。

⑦ 自分の性格や目標との相性

これは数字では測れない一番大事な部分。

  • 静かな環境で落ち着いて学びたい?
  • にぎやかな雰囲気の中で刺激を受けたい?
  • スポーツ系?文科系?進学重視?

「この学校に通ったら、楽しく頑張れるか?」を想像してみてください。

次の章では、この7つの視点をもとに、タイプ別におすすめの志望校の選び方をアドバイスしていきます!

タイプ別!志望校の選び方アドバイス

人によって「高校に何を求めるか」は違います。

志望校選びで失敗しないためには、自分のタイプや価値観に合った選び方をすることが大切です。
ここでは、志望校選びでよく見られる3つのタイプ別に、ポイントを整理してアドバイスしていきます。

タイプ①:挑戦タイプ(ギリギリでも上の高校を目指したい!)

「偏差値は少し足りないけど、どうしてもこの高校に行きたい!」という人はこのタイプ。
意欲が高く、モチベーションも強い一方で、無理な志望校選びをしてしまうリスクもあります。

アドバイス
  • 模試の偏差値と合格判定を冷静にチェック → D判定以下が続く場合は、受験プランを見直す必要も
  • 「なぜ行きたいのか」の理由を明確にしよう → 面接や作文で説得力が出る
  • 滑り止め・安全校の候補も必ず準備しておく

「受かればラッキー」ではなく、「勝ちにいく挑戦」をするための準備を!

タイプ②:安全タイプ(確実に合格できる高校を選びたい)

「落ちたくない」「確実に高校生活を楽しみたい」人はこのタイプ。
安定志向で、プレッシャーを避けたい気持ちが強い傾向があります。

アドバイス
  • 模試でA〜B判定の高校を複数チェック
  • 「通いやすさ」「校風」など生活面の相性を重視しよう
  • モチベーションが下がらないかも要チェック 
    • → あまりに余裕すぎると逆にやる気を失うことも

「楽すぎて後悔」にならないように、行きたいと思える理由も大切に!

タイプ③:バランスタイプ(現実と希望の間で考えたい)

「偏差値も大事だけど、学校生活も充実させたい」「合格率も大事だけど、やりたいことができる学校に行きたい」
そんな人はバランスタイプです。多くの中学生はこのタイプに近いかもしれません。

アドバイス
  • 希望と現実の“すり合わせ”を丁寧に
    • → 模試、学校説明会、先生の意見などを総合判断
  • 複数校を実際に見学して、比較しよう
  • 進路実績・学習支援・部活動のバランスもチェック

無理せず、でも「ここで頑張りたい」と思える学校がベスト!

自分がどのタイプに近いのかを知ることで、志望校選びの方針がグッと見えやすくなります。
「絶対にこれが正解!」という選び方はないからこそ、“自分にとっての正解”を見つけることが大切です。

次の章では、複数の候補をどう比較して絞り込んでいくか、志望校の決め方の実践ステップを紹介します!

志望校はこうやって比較・絞り込もう!

気になる高校がいくつか出てきたけど、「結局どこを志望校にすればいいの?」と迷ってしまう人も多いはず。

ここでは、複数の候補の中から自分に合った志望校を絞り込むためのステップを具体的に紹介します。

Step1:学校見学・説明会・オープンスクールに参加しよう

ネットやパンフレットの情報だけではわからないのが「学校のリアルな雰囲気」。
まずは実際に学校に足を運ぶことがとても大切です。

見るべきポイント
  • 生徒の表情(楽しそうか、疲れていそうか)
  • 授業の雰囲気(活発か、静かか)
  • 施設の清潔感・使いやすさ
  • 先生や在校生の対応

「ここなら3年間頑張れそう」と思えるかどうかが重要!

Step2:候補校の情報を一覧にして比較しよう

候補が複数ある場合は、紙や表にして“見える化”すると比較しやすくなります。

比較項目例(〇△×でもOK!)

スクロールできます
学校名偏差値通学時間校風部活進学実績雰囲気
A高校6325分自由強い◎ 国公立多数○ 明るい雰囲気
B高校5815分厳しめ普通○ 私立が多い△ まじめ系
C高校6040分中間弱め◎ 指定校豊富○ 落ち着いている

数字だけでなく「感覚」も書いておくのがポイント!

Step3:模試の合格判定や学力との相性を再確認

最終的に「受かるかどうか」も大切な判断材料。

模試の合格判定(A〜E)や、教科ごとの偏差値を見ながら、現実的なラインを考えておくと安心です。

  • 第一志望(チャレンジ校)
  • 第二志望(実力相応校)
  • 第三志望(安全圏の滑り止め)

リスクと安心のバランスが大切。**全てをチャレンジ校にするのは危険!

Step4:家族や先生と相談しながら最終決定へ

一人で決めるのではなく、保護者や学校・塾の先生と話し合いながら方向性を固めていくのがベストです。

  • 家族:通学・費用・将来性などを含めて話す
  • 担任や進路指導の先生:受験傾向や実績に詳しい
  • 塾の先生:模試結果や勉強の進み具合を踏まえた助言が得られる

複数の視点を取り入れて、納得のいく志望校選びを!

次の章では、志望校選びの最後のカギともいえる「親子間の意見のすれ違い」をどう防ぐか、円満なコミュニケーションのコツを紹介します!

親と子の“すれ違い”を防ぐコミュニケーション術

志望校選びは、本人にとっても保護者にとっても大切な進路の分岐点です。

だからこそ、意見が食い違ったり、**「親が決めたい」「子どもが反発する」**といったすれ違いが起こりがち。
でも、進路選びをスムーズに進めるには、親子のコミュニケーションが何よりの鍵になります。

よくあるすれ違いパターン

  • 親:「将来を考えると、この学校の方が安心」
  • 子:「でも、行きたいのは別の学校なんだよね…」
  • 親:「通学時間が長いし心配」
  • 子:「でもどうしてもその学校の部活がやりたい!」

どちらも間違っていない。でも、伝え方や立場の違いから衝突してしまうこともあります。

ポイント①:親は“アドバイザー”であることを意識

親はつい「より良い学校に行かせたい」と思って口を出しがちですが、
進路選びは最終的に本人が納得しないと意味がありません。

保護者の役割は…
  • 情報提供者(選択肢を広げる)
  • 金銭面や生活面の現実的な視点を加える
  • 本人の気持ちに耳を傾ける“相談相手”になること

「決めるのはあなた。親は応援するよ」というスタンスが理想です。

ポイント②:子どもは「感情」だけで選ばない意識を持とう

一方で、子ども側も「なんとなくこの学校が良さそう」といった感覚だけで選んでしまうのは危険です。

中学生が心がけたいこと
  • 親の意見に一度は耳を傾ける
  • 学校の内容や進路情報を自分でも調べる
  • なぜその学校に行きたいのか、言葉で説明できるようにする

「行きたい理由がしっかりしていれば、親も納得しやすくなる!」

ポイント③:先生など第三者の力を借りる

家庭内だけで意見がぶつかりそうなときは、学校や塾の先生など第三者を交えて話すのも有効です。

  • 子どもが言いにくい本音を代弁してくれる
  • 現実的なアドバイスで親を納得させてくれる
  • 親と子の間をうまくつないでくれる存在になる

親子だけで抱え込まず、信頼できる人に相談を!

親と子、それぞれの立場や考え方を理解し合うことで、志望校選びはより前向きで意味のあるものになります。

お互いに歩み寄りながら、「納得のいく選択」ができるよう話し合いを重ねていきましょう。

まとめ|志望校選びは“将来の自分”を見つめる第一歩

高校受験は、単に「どこに入れるか」を考えるだけではなく、
「どこで3年間を過ごし、どんな自分になりたいか」を考える機会でもあります。

志望校選びのポイントをおさらい

  • 偏差値だけで決めると後悔することも
  • 校風・通学・部活・進路・雰囲気など、見るべきポイントはたくさんある
  • 自分の性格や価値観に合った学校を選ぶことが、充実した高校生活への近道
  • 親としっかり話し合い、情報を集めて納得のいく選択をしよう

偏差値は“目安”、行きたい気持ちは“原動力”

偏差値はとても重要な指標です。
でもそれだけにとらわれず、「その高校でどんな自分になれるか」を考えてみてください。

  • 「この学校に行ってみたい!」という気持ち
  • 「ここなら頑張れそう」という実感
  • 「この学校で夢に近づけそう」という直感

それこそが、本当にあなたに合った“志望校”です。

最後にひとこと

志望校を決めるというのは、将来の自分を少しだけ先取りすること。
今の自分を見つめ直し、未来に目を向ける大切なチャンスです。

焦らず、比べすぎず、自分のペースで考えましょう。
きっとあなたにとってベストな学校が見つかるはずです。

進路は「選ばされるもの」ではなく、「自分で選ぶもの」。
この記事が、その第一歩のお手伝いになれば嬉しいです。

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