共通テストリサーチの見方と志望校選びのコツ|国公立二次試験直前ガイド

共通テストリサーチの活用方法

共通テストが終わり、多くの受験生が直面するのが「志望校選び」の悩みです。

共通テストの結果をどう活かせばいいのかわからない…

判定が微妙な大学をどうするか、安全校にするべきか挑戦校にするべきか迷っている…

こうした不安や疑問を抱える人も少なくないでしょう。
特に、共通テストリサーチの結果は、志望校選びや二次試験の準備において非常に重要な指針になります。

目次

共通テストリサーチとは?基本の見方を解説

共通テストリサーチの仕組み

共通テストリサーチとは、各予備校が受験生の共通テストの得点データを基に、志望校ごとの合否判定を提供するサービスです。このリサーチは、共通テスト後の出願戦略を立てる上で非常に重要な情報源となります。

共通テストリサーチは、各予備校が共通テストの得点データを集計・分析し、受験生が志望校選びに役立てるための指標を提供するサービスです。

以下の予備校が主な提供機関となります。

これらのリサーチを活用することで、志望校選びを効率化し、出願ミスを防ぐことが可能です。

共通テスト追試とは?

判定方法と信頼性

共通テストリサーチでは、受験生の得点率と大学ごとの合格データを基に判定を行います。
判定は次の5段階で表示されます。

  • A判定: 合格可能性80%以上(安全圏)
  • B判定: 合格可能性60~80%(やや安全圏)
  • C判定: 合格可能性40~60%(ボーダーライン)
  • D判定: 合格可能性20~40%(挑戦圏)
  • E判定: 合格可能性20%未満(難しいライン)

判定結果の活用方法

判定結果を受けた後の行動が重要です。
以下のように分けて考えましょう。

二次試験の配点比率を確認する

共通テストリサーチは共通テストの得点データを基に作成されているため、二次試験の比重が高い大学では結果が変わることがあります。

年度ごとの倍率変動を考慮する

判定は過去のデータを基にしているため、当年度の受験動向で倍率が変動する可能性があります。

過信しない

A判定だからといって必ず合格するわけではなく、逆にE判定から合格したケースもあります。結果に一喜一憂せず、冷静な出願判断を心がけましょう。

国公立二次試験対策に向けた準備はこちらから

志望校選びの基本戦略|安全校と挑戦校のバランス

志望校を選ぶ際には、自分の得点状況や希望する大学の条件を考えながら、次の3つのカテゴリーに分けて出願先を検討しましょう。

3つのカテゴリーに分けて考える

1. 挑戦校

偏差値や得点率がギリギリ届く大学や学部を指します。例えば、共通テストリサーチでD判定~E判定に該当する大学がこれに当たります。

選び方のポイント
  • 自分の得意科目が配点で有利になる大学を選ぶ。
  • 二次試験の記述力や特定の科目で挽回できるかを検討。

例: 英語が得意なら、英語配点が高い大学を狙う。

2. 現実校

判定がB~C判定で、合格可能性が40~80%の大学。自分の学力に最も適しているとされる大学です。

選び方のポイント
  • 合格可能性が高く、学びたい分野がしっかりカバーされている大学。
  • 共通テストと二次試験のバランスが取れているかを確認する。

例: 二次試験の比率が高くない地方国公立大学。

3. 安全校

判定がA判定で、合格可能性が80%以上の大学。安定して合格を狙える選択肢となります。

選び方のポイント
  • 学びたい分野があるか、大学の立地やサポート体制が自分に合っているかを確認。
  • 地元国公立大学など、通学や生活の負担を軽減できる大学も候補に。

例: 地域密着型の国公立大学や学費の安い地方大学。

一番入りやすい国公立大学はこちらから

各カテゴリーの選び方をさらに詳しく

挑戦校

得意科目が得点アップのカギになる場合は、二次試験の傾向に合わせた対策を徹底しましょう。また、記述式問題に強みがあるなら、配点比率が高い大学を選ぶのも有効です。

現実校

現実校は自分の学力を最も反映しやすい大学です。過去問を解いて出題傾向を把握し、共通テスト後に出願戦略を最適化することが重要です。

安全校

安全校を選ぶ際でも、学びたい内容がしっかり学べる大学を優先しましょう。例えば、地元国公立大学であれば、通学費や生活費を抑えられるメリットがあります。

地域枠推薦や地元国公立大学を選ぶメリット

地域枠推薦や地元国公立大学を選ぶと、次のようなメリットが得られます。

  • 地域枠推薦では、地域医療や教育を志望する学生を対象に優遇される場合があります。
  • 地元大学なら、生活費や通学の負担が少なく、学費以外の経済的負担が軽減されます。
  • 地域とのつながりが強いため、卒業後の就職にも有利になることがあります。

注意点

  • 志望校選びでは、安全校ばかりに偏らず、挑戦校を含めたバランスの良い戦略を立てましょう。
  • 判定結果に過度に依存せず、二次試験で逆転できるチャンスを見逃さないことが大切です。

国公立の2次試験ガイドはこちらから

共通テストリサーチの結果を活かす具体的な行動

共通テストリサーチの結果は、志望校選びや二次試験対策を進める上で重要な指標になります。以下の3つの行動を具体的に進めることで、志望校合格に一歩近づくことができます。

志望校の二次試験対策に取り組む

二次試験では、大学ごとの出題傾向に応じた準備が欠かせません。リサーチ結果で「挑戦校」「現実校」に分類した志望校の過去問を使い、徹底的に対策を進めましょう。

過去問演習のポイント

  • 解く前に分析: 出題傾向や配点を確認し、特に得点に直結する分野を把握します。
  • 時間配分を意識: 本番形式で時間を計りながら解き、時間配分の感覚をつかむ。
  • 復習を重視: 間違えた問題は徹底的に解説を読み、弱点を補強する。

出題傾向の調べ方
各大学の公式ホームページや予備校のデータ分析を参考に、過去数年分の傾向を比較します。

共通テストリサーチの活かし方例
・東大や京大のような難関校では、「論述力」を問う問題が多いため、記述式対策を強化する。
・地方国公立では、基礎力を問う問題が多いため、基本問題をミスなく解けるように練習。

受験1ヶ月までにやるべき勉強法はこちらから

ボーダーライン校への追加出願

共通テスト利用入試や併願制度を活用することで、合格の可能性を広げる戦略を取るのも有効です。

共通テスト利用入試の特徴
  • 共通テストの得点のみで合否が決まるため、二次試験の準備と並行して出願可能。
  • 学費が安い国公立に絞る、または私立との併願を検討するなど選択肢を増やせます。
追加出願時のポイント
  • ボーダーライン校を検討: リサーチ判定でC判定の大学を優先的に選びます。
  • 志望順位の確認: 本命校を最優先にしつつ、安全校と現実校で出願バランスを調整します。
  • 出願締切の確認: 共通テスト利用入試は締切が早い場合があるため、早めに行動する。

模試判定を二次試験対策に役立てる

模試結果を活用することで、二次試験対策をより効果的に進めることが可能です。共通テストリサーチの判定と合わせて、弱点補強や得意分野の伸ばし方を計画しましょう。

模試とリサーチ判定の比較
  • 模試判定がC判定以上であれば、その大学に対して積極的な対策を取る。
  • 判定がD~Eの場合でも、志望度が高ければ、得意科目で点数を稼ぐ戦略を立てる。
二次試験対策の優先順位
  • 二次試験配点の高い科目を最優先に対策します。
  • 記述式や小論文対策では、模試の解説を活用して書き方を復習する。
具体例
  • ケース1: 共通テストで思ったより良い得点が取れた場合
    • リサーチ判定がA~B判定の大学に加え、C判定の挑戦校にも追加出願する。
  • ケース2: 共通テストで苦戦した場合
    • 地元の国公立大学や、安全校の共通テスト利用入試を検討する。

二次試験に向けた直前準備のコツ

二次試験直前期は、得点力を最大化するための勉強法と、冷静に試験に臨むための心構えが大切です。ここでは、具体的な対策法と直前期の注意点を解説します。

効率的な勉強法

1. 過去問演習を徹底する

二次試験の出題傾向に合わせた過去問演習は、直前期に最も効果的な勉強法です。

取り組み方

  • 時間を計る: 本番と同じ時間配分で解くことで、時間管理の感覚を養う。
  • 復習を重視: 間違えた問題は解説を熟読し、解き直しを徹底する。
  • 出題傾向を分析: 頻出テーマや苦手分野を洗い出し、重点的に復習する。

例: 数学では証明問題やグラフ描画などの典型的な出題形式を中心に練習。

2. 記述力を強化する

国公立大学の二次試験では記述式問題が多く出題されるため、論理的な回答を書く力を磨きましょう。

練習方法

  • 模擬試験や記述式問題集を解いて、解答例と比較し改善点を確認する。
  • 答案を先生や塾講師に添削してもらい、記述力を向上させる。

注意点: 記述では部分点が重要。途中式や考え方をしっかり書く癖をつける。

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3. 苦手科目の最終強化

二次試験配点が高い科目や、伸びしろが大きい分野を直前に強化しましょう。

練習方法

  • 理系: 数学や物理の典型問題を繰り返し解く。
  • 文系: 英語の英作文や社会の因果関係を整理する。

二次試験の心構え

判定に惑わされない

共通テストリサーチで判定が思わしくなくても、二次試験で逆転するチャンスがあります。

  • 二次試験の配点が高い大学ほど、共通テストの点数差を埋めやすい。
  • 自分の得意科目を生かし、逆転合格を狙う姿勢を忘れないことが重要です。
試験本番に向けたメンタルケア

二次試験は長丁場のため、精神的な安定が合否を左右します。

  • リラックス法: 軽いストレッチや深呼吸で心を落ち着ける。
  • 前日の準備: 試験会場の確認や持ち物リストの再チェックを行い、不安を減らす。

注意点

  • 無理にすべての範囲を網羅しようとせず、得意分野を確実に得点源にすることを優先しましょう。
  • 試験当日には、万が一のアクシデントに備えて予備の筆記用具や飲み物を準備しておきましょう。

よくある質問|共通テストリサーチの疑問解決

共通テストリサーチを利用して志望校を決める際、多くの受験生が抱える疑問を解消します。リサーチの判定や志望校選びに関するポイントを詳しく解説します。

A判定でも落ちる可能性はあるの?

A判定は「安全圏」を示していますが、確実な合格を保証するものではありません。

理由
  • 二次試験の結果が大きく影響する大学が多いため、二次試験での得点が低いと不合格になる場合がある。
  • 他の受験生の出来や、試験当日のコンディションも結果に影響します。

対策
油断せずに、二次試験対策を徹底的に行いましょう。特に配点が高い科目に集中することが重要です。

B判定やC判定の場合、どこまで努力すれば逆転できる?

B判定やC判定の場合、逆転合格は十分可能です。

理由
  • 二次試験の配点が高い大学では、二次試験の得点が全体の合否を大きく左右する。
  • 二次試験の記述力や応用力を磨けば、得点率を伸ばせる可能性が高い。

対策
過去問演習: 大学ごとの出題傾向を掴み、得意分野を得点源にする。
記述対策: 解答プロセスを重視し、部分点を積み上げる練習をする。
模試の活用: 模試を利用して試験の時間配分や弱点克服を行う。

地元国公立大学と都心の大学、どちらを選ぶべき?

それぞれのメリットを考慮して、自分の将来の目標や生活スタイルに合った大学を選ぶのがポイントです。

地元国公立大学のメリット
  • 学費や生活費を抑えられる。
  • 地元での就職活動に有利になる場合が多い。
  • 地域医療や地方産業に特化したプログラムがある大学も存在。
都心の大学のメリット
  • 就職やインターンシップの機会が豊富。
  • 多様な文化や人材に触れることで広い視野を持てる。
  • 専門性の高い研究や最新設備が整っている大学が多い。

選び方のコツ
・自分が学びたい学問や志望する職業との相性を考える。
・生活費や通学のしやすさも含めて総合的に判断する。

まとめ|共通テストリサーチを活用して志望校合格を掴もう!

共通テストリサーチは、受験生が効率的に志望校を選び、二次試験対策を進めるための重要な指標です。このツールを正しく活用することで、自分の立ち位置を把握し、より効果的な受験戦略を立てることができます。

まず、挑戦校・現実校・安全校のバランスを考慮し、それぞれのカテゴリーに大学を割り振ることが重要です。挑戦校で自分の可能性を広げつつ、現実校で確実な合格を目指し、安全校で安心感を得る受験プランを構築しましょう。また、判定がAやB判定の場合でも油断せず、二次試験対策を中心に得点力を最大限に引き出す準備を進めることが合格への鍵です。

共通テストリサーチの結果を過信せず、志望校の二次試験の出題傾向に合わせた過去問演習や記述力の強化を怠らないようにしましょう。本記事で紹介したポイントを参考に、受験本番に向けて戦略的に勉強を進め、志望校合格を掴んでください!

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